クイックスピンナー・・・
速く回る人?
ソケットレンチ(ラチェットハンドル)の「アタッチメント」のひとつです。
ボルトを指で回すときの補助具ですね。
意外と便利で、付けっぱなしにしてる人もいます。
ソケットレンチの基本情報は、こちらをご覧ください。
「クイックスピンナー」以外の名称。
メーカーによって呼び名が違います。
旭金属工業:早回しディスク、クイックスピンナー。
アストロプロダクツ:クイックスピンナー。
KTC:クイックスピンナ。
Koken:クイックスピンナー。
スエカゲツール:スピンディスク。
TONE:クイックアダプター。
藤原産業:ラチェットスピンナー。
DEEN:ラチェットスピンナー。
STRAIGHT:フィンガーチップスピンナー、スピンナーディスク。
「クイックスピンナー」で検索して狙った製品が出にくいときは、ワードを変えてみて下さい。
最初は基本情報です。
知ってる情報は飛ばして下さい。
目次をクリック・タップで移動できます。
クイックスピンナーの特徴。
ソケットレンチ(ラチェットハンドル)は、ラチェット機構によって左右に降っているだけでボルトを回すことが出来ます。
ただし、ボルトがユルユルの間はラチェット機構は働きません。
ボルトを締め付けるときは、
ある程度「指」で締め付けてから、ラチェットハンドルを使うのが一般的な作業方法となります。
指だと回しにくいボルトもあるよね?
そんなときは、他の工具を使うか、
ラチェットハンドルをセットして「ソケットを指で回します」
ソケットを指で回した後は、そのままラチェットハンドルで締め付けていくことが出来ます。
※ボルトを締め付ける場合、ラチェット機構の空転方向と 指で回して締め付ける方向は同じです。
とうぜん逆方向(ボルトをゆるめる時)でも、指で回していくことが出来ます。
ただ、ソケットは細いし滑りやすい為、ちょっと回しにくいんです。
そこで、「滑り止めが付いた回しやすいディスクを追加しよう」という考えから生まれたのが、「クイックスピンナー」です。
ソケットより大きくて滑り止め付き。
かなり回しやすくなります。
クイックスピンナーの使い方。
ソケットとハンドルの間に取り付けます。
差し込み角(ソケットを取り付けるところ)のサイズが違うと付かないので、サイズ確認を忘れないようにして下さい。
ボルトにセットして、指で回します。
ボルトを締め付けるとき、最初の2~3回転は安定しにくく斜めになってしまうおそれがあります。
締め付けの最初からクイックスピンナーを使う場合は、慎重に作業して下さい。
両手を使えるなら、最初は両手を使ったほうが安定感は増します。
片手でハンドルをしっかりと支えて、もう一方の手でクイックスピンナーを回します。
クイックスピンナーの種類。
主に 2種類。
- 左:差し込み角(ソケットを取り付けるところ)が付いているタイプ。
- 右:板タイプ。
基本的に、板タイプは かなり薄手です。
回しにくくなりますが、狭い場所で使いやすいというメリットがあります。
英語では「スピンディスク」spin disk.と呼ぶことが多いようです。
差し込み角が付いているタイプは、持つ部分に厚みがあって回しやすい製品が多いです。
板タイプの注意点。
「ソケットとハンドルの間にただ挟み込むだけ」という取り付け方法です。
隙間が無い製品だと、ソケットを最後までしっかりと差し込めないおそれがあります。
ソケットとハンドルの間に少しの隙間が必要。
隙間って、どれくらい?
定番商品の「旭金属工業」のクイックスピンナーだと、厚みは約 1mmです。
隙間が1mm以上あるなら問題なし。
ちょうど1mm幅の物があれば、事前に挟んで確認しておくことも出来ます。
他の機能が付いている製品。
・差し込み角のサイズを変換できる。
・ラチェット機構付き。
他の機能が付くと値段がちょっと高くなります。
商品説明をよく確認して下さい。
サイズと形状。
有名メーカーは、直径が小さめの製品をラインナップに加えています。
ヘッドが小型のラチェットハンドルに向いています。
・注意点。
ヘッドの大きいラチェットハンドルに 小さいクイックスピンナーを付けると、回しにくくなってしまいます。
ソケットより回しやすくする為に付けるのですから、最低でもヘッドと同じぐらいの大きさは欲しいところです。
逆に、ヘッドの小さいラチェットハンドルに大きいクイックスピンナーを付けると、ジャマになってしまうおそれがあります。
クイックスピンナーのサイズだけでなく、手持ちのラチェットハンドルのサイズも事前に確認しておくようにして下さい。
・参考数値。
- 左:SK11(藤原産業)
直径34.6mm。高さ29.2mm。差込角9.5mm。
- 右:旭金属工業
直径35mm。厚さ(最大)3mm。取り付ける部分の厚さ1mm。差込角9.5mm。
クイックスピンナーは様々な形状が有り、カラフルな製品も多いです。
色や形状ばかりに気を取られて、差し込み角のサイズを間違えるという、うっかりミスをしないようにしましょう。
出っ張り避け。
ヘッドの裏ブタの取り付けネジが出っ張っている場合があります。(オレンジ丸の部分が出っ張っていることがある)
画像 右のような形状の製品なら、隙間が出来て出っ張りを避けられます。
KTC・Koken・TONEなどが、出っ張りがあっても使える形状の製品を販売しています。
有名メーカー。
クイックスピンナーを販売していて、日本で入手しやすいメーカー。
五十音順。アルファベット順。
日本。
・旭金属工業。
現場用 作業工具メーカー。
・アストロプロダクツ。
工具ショップのオリジナルブランド。
・藤原産業。(SK11)
DIYツールメーカー。
・DEEN。(ファクトリーギア)
工具ショップのオリジナルブランド。
・KTC。(京都機械工具)
総合工具メーカー。
・Ko-ken。(コーケン、山下工業研究所)
ソケットレンチ専門メーカー。
・SEK。(Pro-Auto、スエカゲツール)
手動工具メインの工具メーカー。
・STRAIGHT。(ツールカンパニーストレート)
工具ショップのオリジナルブランド。
・TONE。(トネ)
総合工具メーカー。
・VESSEL。(ベッセル)
ドライバー類で有名なメーカー。
ソケットレンチのセットにクイックスピンナーが付いています。
アメリカ。
・Snap-on。(スナップオン)
世界有数の工具メーカー。
・メーカーによる呼び名の違い。
旭金属工業:早回しディスク、クイックスピンナー。
アストロプロダクツ:クイックスピンナー。
KTC:クイックスピンナ。
Koken:クイックスピンナー。
スエカゲツール:スピンディスク。
TONE:クイックアダプター。
藤原産業:ラチェットスピンナー。
DEEN:ラチェットスピンナー。
STRAIGHT:フィンガーチップスピンナー、スピンナーディスク。
クイックスピンナーのレビューや商品詳細は、こちらからご覧ください。
amazon「クイックスピンナー」検索結果。 楽天市場「クイックスピンナー」検索結果。 Yahoo!ショッピング「クイックスピンナー」検索結果。リンクは全て別タブで開きます。
※TONEの製品が出にくい場合は「クイックアダプター」に変えてみて下さい。
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