好きな大きさに千切って使える金属磨き。
溶剤を含ませてある綿を千切り、その綿で磨きます。
研磨剤をウエス(メンテナンス用のタオル)に付けて、磨いて、
また付けて磨いて・・・といった行程が不要。
お手軽。
使用後、落とした汚れを乾いたウエス等で拭きとります。
この際に仕上げの磨きあげをします。
ピッカピカというよりは、落ち着いた輝きとなる感じです。
磨きあげなくても充分なときは、汚れを拭き取るだけでオーケー。
溶剤は揮発していく。
※写真は5年以上前に購入したもの。
溶剤が揮発して少し乾いていますが、まだなんとか使えます。
保管状況にもよりますが、数年は持つと思います。
いわゆる研磨剤ですから、塗装されている場所には使えません。
綿の見た目で油断しがち。火気厳禁ですよ。
金属のくすみ、汚れを落とす。軽度な錆を取る。
金属の くすみ、軽い汚れは簡単に取れます。
ホイールに飛び散って付着したチェーンルブ(チェーン用オイル)の掃除に使うのもお薦めです。
※塗装されたホイールには使わないよう注意。
軽度な錆も取れますが、これは時間がかかります。
小さな点錆ひとつに30秒ぐらいかかりました。
素手で作業すると、溶剤や 落とした汚れが手に付く。
販売しているアメリカの会社も、手袋の使用を勧めています。(Google翻訳での情報)
手が汚れるのが嫌な人は、
- メンテナンス用のグローブ。
- 使い捨て手袋。
- ラップ。
- 拭きあげ用のウエス越しに掴む。
など、何らかの対策をしましょう。
スポークなど細かい場所に使いやすい。
好きな大きさに千切れますから、スポークやネジの頭、奥まった場所なども磨きやすいです。
しかし、
あまりに狭い場所は、拭きあげ用のウエスが入らない可能性があります。
狭い所の作業をするなら、
- 薄いウエス。
- 手ぬぐい。
- キッチンペーパー。
- 軍手。
など狭くても拭けるものを用意しておきましょう。
重度の錆は取れない。
重度の錆は、素直に「サビ取り剤」を使いましょう。
マフラーやエンジンに付着し、焼きついてしまった汚れもなかなか取れません。
錆も汚れも酷くなればなるほど取りにくくなります。
お手軽なNEVR-DULLでこまめに掃除しよう。
(塗装していない)エンジンにこびりついた汚れの落とし方。
大まかな流れ。
1. クレ556のような錆び取り潤滑剤を吹きかける。ネバダルの溶剤でもOK。
2. 細目のスチールウール(金属たわし)や耐水ペーパーで大まかに汚れを取る。
3. ネバダルで頑張って残った汚れを取る。
4. 荒れた仕上がりになっている場合は更に細かいコンパウンド(研磨剤)で磨く。
最後に耐熱ワックスなどでコーティング。
黒やクリアーで塗装してあるエンジンでは出来ない、もしくは再塗装が必要な手法です。
汚れがひどくなる前に、定期的に掃除しましょう。
塗装しているエンジンの汚れ落としは、塗装面に使えるクリーナーを使って下さい。
所長から、一言 (まとめ)
千切ってそのまま使える金属磨き。
好きな大きさに千切れるから、細かい場所も磨きやすい。
軽い錆は頑張れば取れる。
重度の錆は取れません。