水を使わない洗車方法。

と、ちょっとだけ水を使う方法も解説。
水なし洗車の特徴。
バケツやホースが必要なく、水が使えない駐輪場などでも洗車が出来ます。
水に弱い部分の保護・水をかける・水を拭き取るという行程もいりません。
水分の拭き取り不足で錆びるということもありません。
手軽で良いことだらけのようですが、汚れが酷いときには落としきれません。
無理に汚れを落とそうとすると傷を付ける可能性があります。

洗車回数を増やして軽い汚れのうちに対処していくのが、水なし洗車です。
たまには水洗いも必要。
水を使えない環境では、手が入らない狭い場所が洗えません。
融雪剤・凍結防止剤が付いたとき、海の近くを走ったときは水洗いがほぼ必須となります。
どちらも塩分を含んでいて、しっかり取り除かないと錆びてきます。
水なし洗車に必要な物
1. ホコリを取る道具
2. ウエスやクロス(メンテナンス用のタオル)
3. 油汚れや頑固な汚れ用のクリーナーとブラシ
4. 汚れ落とし&コーティング剤
少しなら水を使っても良い場合。
5. スプレーボトルなど水をかける道具
6. 車体に直接スプレーするクリーナー
お肌が弱い人は。
7. 手袋
詳しくはこちらをご覧ください。
基本的な洗い方

- ホコリを取る。
- 油汚れなど頑固な汚れを落とす。
- 通常の汚れを落とす。
- ワックスまたは、コーティング剤で表面の保護。

軽い汚れ落としとコーティングが同時に出来る製品が主流です。
順番に説明していきます。
ホコリを取る

ホコリが残ったまま汚れを拭き取ろうとすると、車体に傷が付くおそれがあります。
まずはホコリを取り除きます。
※水が使える場合は水で洗い流します。
毛ばたき・ホコリ取り専用のモップがベスト。
マイクロファイバーのクロスや綿のタオルでも慎重に作業すれば大丈夫。
毛ばたきとマイクロファイバー製品は静電気でホコリを取ります。
力を入れて はたいたり、強く拭いたりせずに軽く当ててホコリを吸着させます。
毛ばたき。モップ。

毛先を軽く当てて回転させます。
静電気でホコリを吸着させて取り除きます。
※回転させられない形状のモップは、毛先を軽く当てて軽く撫でます。
ホコリを払い落とすというよりは、吸着させることを意識して作業すると、傷をつけにくくなります。
マイクロファイバークロス・タオル。

静かに置いて静電気でホコリを吸着させます。
又は、端を持って浮かせて軽く撫でます。
ホコリを拭き取るというよりも、吸着させることを意識すると、傷をつけにくくなります。
普通のタオル。

綿のタオルなどを濡らして絞って水分にホコリを吸着させるようにします。
傷が付きやすい場所は拭き取らずに、タオルを置くような感じで。
綿のタオルは静電気が起きにくいという特徴があります。
静電気が苦手な人に向いている方法です。
綿は、マイクロファイバー製品よりも傷をつけてしまいやすい素材の為、慎重に作業してください。
油汚れなど頑固な汚れを落とす

- リアホイール。
- ブレーキキャリパー。
- ブレーキディスクローター。
- エンジン。
1. リアホイールは、飛び散ったチェーンオイルが付きやすい場所です。
塗装面に使えるクリーナー(後ほど説明します)で汚れを落とします。
2. 3. ブレーキ周り、特にブレーキディスクはパーツクリーナー(次で説明します)を使わないとなかなか汚れは落ちません。
4. エンジンの汚れもパーツクリーナーが効果的。
塗装されたエンジンは、塗装面に使えるクリーナーで。
エンジン前面の下のほうには、前輪が巻き上げた汚れが焼き付いています。
油汚れと混ざって長期間焼き付いているとパーツクリーナーでも落ちないときがあります。
こまめに掃除することが大事です。

落ちない汚れは一旦諦めることも必要です。
頑張ってパーツクリーナーを使いまくると、あっという間になくなります。
後で金属タワシや研磨剤などを使って落として下さい。
手軽な研磨剤。
塗装されていない金属やブレーキ周りの汚れにはパーツクリーナー

ブレーキディスクやブレーキキャリパー、塗装されていないエンジン、ステップ、ペダルなど、傷がつきにくい場所はパーツクリーナー(ブレーキクリーナー)を吹きかけ、ブラシを使って汚れを落とします。
ブラシだと傷が付きそうな場所は、ウエス(メンテナンス用のタオル)で汚れを拭き取ります。
※汚れが地面に流れ落ちるとダメな場合は、ウエスに吹きかけて汚れを拭き取るか、ウエスで養生しながら作業したほうがいいでしょう。
パーツクリーナー(ブレーキクリーナー)は、塗装面やゴム、プラスチックに対して若干の攻撃性があります。
かかってしまった場合は、なるべく早く拭き取るようにしてください。
汚れが酷くてパーツクリーナーを大量に使う場合は、かけたくない場所にウエスを置いて養生しておくと安心して作業できます。
※ゴムやプラスチックに使える(影響が少ない)パーツクリーナーもあります。
ただし、洗浄力は少し劣ります。
塗装面の油汚れ

ホイールに飛び散ったチェーンオイルなどは、塗装面に使用できるクリーナーを使って汚れを落とします。
画像は定番商品のユニコンカークリーム。
塗装面の汚れ落としと保護つや出しが出来ます。
クリームやリキッド(液体)タイプのクリーナーは、ウエスにつけて汚れを拭き取っていきます。

ウエスの再利用は難しいので、安いマイクロファイバークロスや、洗車用の安いウエスを使うのがおすすめです。
バイクに直接スプレーしてウエスで汚れを拭き取るタイプのクリーナーもあります。
スポーツバイクのカウルなど、広い面が汚れている場合に便利です。
塗装面だけでなく、バイクのほとんどの場所に使えるという製品もあります。

スプレータイプは作業が楽な反面、どうしても使用量が多くなりがちです。
コストパフォーマンスはちょっと悪くなります。
プラスチック、合成皮革(シート)、ゴムの汚れ

直接スプレーしてウエスで拭きあげる洗剤には、プラスチック・合成皮革・ゴムなどにも使用できる製品があります。
シート(合成皮革)、ハンドルのグリップ(ゴム)、ハンドルのスイッチ周りの樹脂(プラスチック)パーツなどの汚れを落とせます。
※ゴムに使用できる製品は種類が少ないです。
商品説明や注意書きをよく確認してください。
軽い汚れを落とす

水をつけてキツく絞ったマイクロファイバークロスなどで拭いていきます。
この後に、軽い汚れ落としとコーティングが同時に出来る製品を使う場合は、ある程度汚れが落ちればOK。
※ほとんど汚れていなければ、この作業は不要です。

汚れが落ちにくい場合は、家庭用中性洗剤やバイク用シャンプーを少し入れた水を使って拭いていきます。
その後、水拭きをして洗剤成分を取り除きます。
(コスパは悪くなりますが、ひとつ上で説明した、直接吹きかけて汚れを拭き取るクリーナーでも構いません)
※弱アルカリ性や弱酸性の洗剤は、中性よりも素材への攻撃性が高いという特徴があります。
家庭用洗剤を使う場合、1リットルに数滴ぐらいの薄い濃度にしておくのが無難です。汚れが落ちないときは少しづつ濃度を上げてください。
※バイク用シャンプーは、説明書きどおりの希釈率を守ってください。
洗い流すぐらいなら水を使える場合

洗い流すタイプのバイク用シャンプーやクリーナーを使います。
車体に直接スプレーするタイプが主流です。
傷が付きにくい場所はブラシで、タンクやプラスチック部品など傷が付きそうな場所は、マイクロファイバークロスや洗車用スポンジを使って汚れを落とします。
汚れが取れたら、水を入れたスプレーボトルや蓄圧式スプレーなどで洗い流します。

洗浄成分が乾いて跡がつくとなかなか取れないので、しっかりと洗い流して下さい。
残った水分をマイクロファイバークロスなどで取ってください。
なるべく擦らずにクロスを当てるようにして水分を取ります。
狭いところは薄いペーパーウエスが使いやすいです。

※濡れた状態のまま使えるコーティング剤もあります。

強い風を出す「ブロワー」があれば、狭くて拭けない場所も乾かせます。
また、車体を傷つけずに乾かすことが出来ます。
※ちなみに、水分を拭き取れない場所は、洗車後に20分ほど走行して乾かすというのが、昔ながらの定番の方法です。
ワックスまたは、コーティング剤で表面の保護

付属の専用スポンジや、マイクロファイバークロスでコーティング剤を塗っていきます。
多くの製品が同時に軽い汚れを落とせますが、汚れを落としてから使用するというコーティング剤もあるので注意してください。
コーティング剤を塗った後に、クロスの綺麗な面で拭きあげて仕上げる。という製品もあります。
拭き取り専用・仕上げ用と呼ばれる専用のクロスを使うとより綺麗に仕上がります。
ステップ、グリップ、シートなど、滑ると危険な場所には使用できません。
製品によって施工方法が異なる場合があります。商品の説明書きをよく確認してから使用してください。
ゴムパーツの保護、つや出し
ゴム用の保護剤を持っていれば、フロントフォークのダストシールやゴムホースなどに塗っておきます。
ただしグリップなど滑ると危険な場所には使えません。
直接スプレーするか、ウエスに吹きつけて塗り込むタイプが主流です。ベタついたままだとホコリを呼ぶので、ウエスの綺麗な面で拭き上げて仕上げます。

シリコンスプレーは、ゴムにもプラスチックにも金属にも使えます。フロントフォークのダストシールにもインナーチューブにも使えます。
樹脂(プラスチック)パーツの保護、つや出し

プラスチック用の保護剤を持っていれば、ハンドルのスイッチ周りなど樹脂パーツに塗って保護しておきます。
スプレーしてウエスで拭き上げるタイプが主流ですが、施工が難しい製品もある為、説明書きをよく確認してください。
所長から一言。

一気に全部やろうとすると大変です。
汚れが気になった場所を小まめに掃除しましょう。
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