チェーンの清掃をサボっていると汚れが固まってしまい、どんどん落としにくくなっていきます。
そして、その汚れから錆びてきます。
汚れているだけでもチェーンの動きは悪くなり、燃費やスムーズな走行に影響が出ます。
汚れが溜まってくると、体感でハッキリと分かるぐらいタイヤの回転が重くなります。
定期的に掃除をしましょう。
2重にコーティングされた「高額なメッキチェーンは、ノーメンテナンスでOK!」
なんて話も聞くよ?
ノーメンテ派の人も、
・注油はしている。
・掃除はしている。
・乗った後は毎回汚れを拭いている。
など、よく聞いたらメンテしてるじゃん。って方が多いですね。
※わたし調べ。
チェーン清掃のタイミング。
チェーンを販売しているメーカーの推奨は、
- 最低でも500km走行ごとに注油。(汚れていれば掃除も)
- 2回に1回は、掃除をしてから注油。
- 雨で濡れた後に掃除と注油。
- 融雪剤の上を走った後に掃除と注油。
となっています。
まずは基本情報。
知ってる情報は飛ばして下さい。
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チェーン周りのパーツ。
簡略化して色分けしています。
- ドライブスプロケット。実際はカバーの下で外からは見えません。
- チェーン。
- ドリブンスプロケット。
- スプロケットカバー。
- チェーンスライダー。
- チェーンカバー。
1. ドライブスプロケット。(フロントスプロケット)
エンジンの力で回転する歯車。
チェーンを回します。
2. チェーン。(ドライブチェーン)
ドライブスプロケット(前の歯車)の回転をドリブンスプロケット(後ろの歯車)に伝えます。
3. ドリブンスプロケット。(リアスプロケット)
リアタイヤに固定されている歯車。
チェーンの回転を受けてリアタイヤを回します。
4. スプロケットカバー。
パンツの裾や靴ひもが巻き込まれるのを防止するカバー。
基本的にシフトペダルを外してからじゃないと外せないので、初心者には外しにくい部品。
でも、中に汚れが溜まっていきます。
長期間外していない・自分で外せない場合は、バイク屋に頼んで掃除してもらいましょう。
5. チェーンスライダー。
スイングアーム(上図の濃いグレーの部品)に付いている樹脂パーツ。
チェーンがスイングアームに当たって傷つくのを抑えます。
スイングアームは車体とリアタイヤを繋ぐ頑丈な部品です。
直接チェーンが当たると、チェーンもスイングアームも傷ついてしまいます。
チェーン清掃のときなどに、チェーンスライダーが壊れていないかチェックして下さい。
6. チェーンカバー。(チェーンガード)
チェーンの上部に付けられるカバー。
チェーンオイルが飛び散るのを抑えます。
衣服の巻き込み防止、チェーンが切れたときの飛散防止という役割もあります。
簡単に外せるものが多いので、たまに外して内側を掃除して下さい。
チェーンの構造。
簡略化して色分けしています。
「シールチェーン」と呼ばれるチェーンの構造です。
- ピン。
- シールリング。
- 外プレート。
- 内プレート。
- ブシュ。
- ローラー。
※ピンの外側、ピンとブシュの間にグリス(潤滑油)が入っています。
1. ピン。
軸となる棒状の部品。
2. シールリング。
リング状のゴム。
ピンとブシュの間にあるグリス(潤滑油)が外に出ていかないようにする部品です。
ゴムパッキンのような役割。
3. 外プレート。(外リンク)
棒状のピンが固定される外側の板。
4.内プレート。(内リンク)
内側の板。
5. ブシュ。(ブッシュ)
ピンの上に被さる筒状の部品。
ピンだけよりもチェーンを滑らかに動かせます。
6. ローラー。
ブシュの上に被さる筒状の部品。
スプロケットに直接当たる部品です。
ブシュがスプロケットに当たって変形・磨耗するのを抑える為のカバーです。
バイクに使われるチェーンは主に2種類。
・シールチェーン。
ピンとブシュの間にグリス(潤滑油)が入っていて耐久性が高いのが特徴です。
多くの車種に採用されています。
・ノンシールチェーン。
シールリング・グリス(潤滑油)が無いチェーン。
小排気量のバイクに採用されていることがあります。
耐久性が低くなりますが、値段は安くなります。
清掃に必要な物。
最低限必要なもの。
- チェーンルブ。(チェーンルーブ)
チェーン専用のオイル。 - チェーンクリーナー。
チェーンに悪影響を及ぼさないクリーナー。 - ウエス。
メンテナンス用のタオル。
画像左から、
・乾いていて耐久性が高いドライタイプのチェーンルブとチェーンクリーナー。
・サラッとしていて浸透性が高いウェットタイプのチェーンルブとチェーンクリーナー。
・ロール状のペーパーウエス(使い捨ての紙タオル)。
あれば作業が楽になるもの。
- 後輪を浮かせる道具。
- トレイ(廃液の受け皿)。
- ブラシ。
あったらいいな。
- 新聞紙など養生用の道具。
- 手袋。
- スプレーボトルなど水をかけられる道具。
画像左から、
・ヤイヤを乗せて回せるローラースタンドとスロープ代わりのドアストッパー。
・専用のブラシ、歯ブラシ、少し大きいブラシ。
・スプレーボトル。
・使い捨てのビニール手袋と40枚入っている箱。
チェーンルブ。(チェーンオイル)
チェーンの錆び防止・シールリングの劣化防止・ローラーとブシュ間の潤滑を目的としたオイルです。
スプレーして吹きかける製品が主流。
主に3種類あります。
- ドライ。
- ウェット。
- ハーフウェット。(セミウェット)
1. ドライ。
固形ワックスのような乾いたオイル。
白い色が付いていることが多く、紙ねんどっぽい見た目。
最初から乾き気味で飛び散りにくく、耐久性が高いのが特徴。
そのぶん落としにくくて掃除は大変です。
2. ウェット。
粘りけのある油のようなオイル。
泡状で出てくる製品もあります。
だいたい透明。
隙間に浸透しやすいのが特徴。
ドライより耐久性は低く飛び散りますが、塗布・掃除は楽です。
主に2種類。スプレータイプとオイルを一滴ずつ垂らしていくタイプがあります。
3. ハーフウェット。(セミウェット)
ドライとウェットのいいとこ取りを狙ったオイル。
最初はウェットで浸透しやすく、時間が経つとドライのようになり飛び散りにくくなります。
値段は高くなりがち。
定番商品。
・KURE:スーパーチェーンルーブ。
ウェット。容量180ml。
無難な性能、値段が安め、ホームセンターに売っていることもあって入手しやすく試しやすい製品。
・ワコーズ:CHL チェーンルブ。
ハーフウェット。容量180ml。
一般的なウェットよりは飛び散りにくく耐久性が高いのが特徴。
値段はちょっと高め。
・ワコーズ:CHG チェーンガード。
ドライ。容量220ml。
白い色が付きます。耐久性が高くメンテナンスの頻度を減らせます。
耐久性が高いイコール落としにくいので、掃除はちょっとたいへん。
・MOTUL:C2 CHAIN LUBE ROAD。
ウェット。容量400ml。
ハーフウェットに近い性質で、かなり飛び散りにくいのが売り。
錆びやすいというレビュー、実験結果があるので錆びに強いメッキチェーンのシールリング保護に向いています。
・Vipro’s:レイキッシュ チェーンオイル。
ウェット。容量300ml。
ハーフウェットに近い性質で、かなり飛び散りにくいのが売り。
・DID:チェーンルーブ。
ウェット。容量420ml。
無難な性能。大容量で値段が安い。大胆に吹きかけて手早く作業するのに向いています。
・円陣家至高:CPO-R。
ウェット。50ml。
一滴ずつ垂らしていくタイプです。
少量で済みますが、時間がかかります。
浸透して汚れを飛ばしてくれるのでクリーナーで掃除をしなくていいのが売り。
飛んだ汚れの掃除は必要です。
チェーンルブのレビューや商品詳細はこちらからご覧ください。
メンテナンス用品全体のランキングにも、チェーン清掃グッズがランク入りしています。
リンクは全て別タブで開きます。
調べたい商品が決まっている方は、検索ボックスにメーカー名などを足して検索して下さい。
チェーンクリーナー。
チェーンの汚れを落とす専用品です。
チェーンにはシールリングというゴムパーツが使われています。
「シールチェーン対応」のチェーンクリーナーはゴムパーツにも使えます。
チェーンクリーナーは基本的にシールチェーン対応ですが、
購入前は、いちおう確認しておきましょう。
原付などの小排気量バイクは、ノンシールチェーンというシールリング(ゴムパーツ)の使われていないチェーンが採用されている場合もあります。
ノンシールチェーンなら、チェーンクリーナーより強力で値段の安いパーツクリーナーも使えます。
「速乾」と書かれているパーツクリーナー・チェーンクリーナーは乾きが早すぎて汚れ落としには向いていないので注意。
汚れが少ないときは、拭き取ったり乾かしたりする時間を短縮できます。
ゴム・プラスチックに使えるパーツクリーナーもありますが、正確には「影響が少ない」です。
チェーンは走行に絶対必要な重要部品ですから、成分に詳しくない人は専用品が無難です。
スプレーの噴射力に頼って汚れを落とすと時間短縮にはなりますが、あっという間に減っていきます。
クリーナーを節約しつつ、ブラシやウエスで汚れを落として下さい。
チェーンクリーナーのレビューや商品詳細はこちらからご覧ください。
作業時間を短縮したいなら大容量のものがオススメです。
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ウエス。(メンテナンス用のタオル)
汚れを拭き取る。クリーナーやルブが周りに飛ばないように受け止める。廃液を吸い取る。
など、ウエスは色々な場面で使います。
油で汚れまくったウエスは、洗って再利用が出来ません。
使い捨てのペーパーウエス(紙タオル)や大量に袋に入っている布のウエスがオススメです。
キッチンペーパーやキムワイプといった薄いペーパーウエスは、すぐ破れるのでちょっと使いにくいです。
綿のタオルもチェーンに引っ掛かりやすいので使いづらいです。
吸水性がよく汚れも取れやすいマイクロファイバークロスを使うと作業時間の短縮が出来ます。
ただし、ペーパーウエスなどと比べると値段はちょっと高くなります。
定番商品。
・クレシア:ワイプオール。
使い捨ての丈夫なペーパーウエス。
X70 普通厚。
X60 薄手。
ウエスのレビューや商品詳細はこちらからご覧ください。
バイク用の商品が出やすいワードで検索しています。
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後輪を浮かせる道具。
チェーン(後輪)を回さないとチェーン全体を掃除できません。
後輪を浮かせる道具があると、作業が捗ります。
※センタースタンドがある車種には不要です。
・バイクを少しずつ移動させる。
・手で後ろのほうを持ち上げて足でちょっと回す。
など後輪を浮かせる道具が無くても作業は可能です。
チェーン清掃に役立つ製品は、主に2種類あります。
- メンテナンススタンド。(リアスタンド)
- ローラースタンド。
1. メンテナンススタンド。
昔からあるオーソドックスなスタンド。
後輪の下にセットして左右両側から持ち上げます。
安定感があるので、作業に集中できます。
・セット方法は主に3つ。
1、スイングアームの下にセットする製品。
2、スタンドフックというボルトやプレートを取り付けて(取り付け可能な車種のみ)そこにセットする製品。
3、アクスルシャフト(ホイールの中心)が空洞の場合、そこに差し込む製品。
購入の際はよく確認して下さい。
詳しい内容はこちらの記事の「リアスタンド」をご覧ください。
目次をクリック・タップで移動できます。
サイドスタンドを軸にして、片側だけ持ち上げる製品もあります。
サイドスタンドの反対側を持ち上げるので、車体は斜めになります。
収納スペースを取らず、使い方も簡単ですが安定性は悪くなります。
値段が安いので、簡単なメンテナンスしかしないのであればオススメです。
2. ローラースタンド。
2つのローラーの上にタイヤを乗せて回す道具です。
こちらもお手軽ですがタイヤを回すのに少し力がいります。
2つのローラー両方にしっかりとタイヤが乗っていないとズレていくので注意。
タイヤを外すような作業には使えません。
メンテナンススタンドのレビューや商品詳細はこちらからご覧ください。
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トレイ。(廃液の受け皿)
下を汚せない環境では、受け皿があると便利です。
常にウエスをあてがいながら作業するよりも楽になります。
スプレーボトルなどで水をかけることも出来るので、より作業が捗ります。
受け皿になる物なら何でもいいですが、オイル受けの専用品でも数百円ぐらいから購入できます。
オイル受けのレビューや商品詳細はこちらからご覧ください。
エンジンオイルの交換用で面積が小さく、チェーン清掃には向かない商品もあるので注意して下さい。
リンクは全て別タブで開きます。
ブラシ。
金属製など硬いブラシは、ゴムパーツのシールリングを痛めるのでNG。
オーソドックスな形状のブラシの場合、小さくて持ち手が長すぎないブラシが使いやすいです。
歯ブラシもサイズ的にチェーン清掃に向いています。
・チェーンブラシ。
チェーン専用のブラシは3ヶ所同時に磨けます。
特に手が届きにくい自分と反対側を掃除しやすいのが魅力。
細かい汚れを丁寧に落とすのには向いていませんが、全体の大まかな汚れをを短時間で落とせます。
チェーンブラシ・清掃用ブラシのレビューや商品詳細はこちらからご覧ください。
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あったらいいな。という道具。
- ダンボール、新聞紙など養生用の道具。
- 手袋。
- スプレーボトルなど水をかけられる道具。
・ダンボール、新聞紙など養生用の道具。
ダンボールや新聞紙何枚かをチェーンとタイヤの間に置きます。
スプレータイプのクリーナーやルブを使うとき、周りにかかってしまうのを防ぐ為です。
ウエスを下に あてがいながらの作業より楽に早く作業が出来ます。
・手袋。
できれば汚れが染み込まない手袋。
軍手は染み込んできますし、染み込んだ汚れが落ちにくいです。
汚れた軍手で触った場所も汚してしまいます。
使い捨てのビニール手袋や、手のひらにゴムコーティングがしてある手袋がオススメです。
・スプレーボトルなど水をかけられる道具。
水も使って汚れを流すとクリーナーだけよりも手早く作業が出来ます。
下を汚せない環境では、少量の水を強めにかけられるスプレーボトルが使いやすいです。
大量に水を使えるなら、加圧ポンプとバイク用シャンプーなどで洗車するように洗うことも出来ます。
チェーンの清掃手順。
可能であれば、走行直後に清掃して下さい。
走行直後はチェーンが熱を持ち、汚れが落ちやすくなっています。
基本的な流れ。
- チェーンクリーナーをかける。
- ブラシやウエスで汚れを落とす。
- チェーンルブで注油。
- ルブを拭き取る。
- 廃液の処理。
チェーンクリーナーで汚れを落とす。
車体の横から作業する場合。
タイヤは進行方向と逆向きに回して下さい。
進行方向に回すと、スプロケットに手が巻き込まれるおそれがあります。
エンジンをかけながらの作業も危険です。絶対にやらないようにして下さい。
メンテナンススタンドなどがあればセットして後輪を浮かせます。
・バイクを少しずつ移動させる。
・手で後ろのほうを持ち上げて足でちょっと回す。
など後輪を浮かせる道具が無くても作業は可能です。
トレイがあれば下に置いて下さい。
水が使える環境なら、まず水をかけて軽い汚れを落とします。
養生用の新聞紙やダンボールがあればチェーンとタイヤの間などにセット。
無ければウエスでカバーしながらチェーンクリーナーを吹きかけます。
チェーンクリーナーをかけたら数分待ちます。
すぐ乾く速乾性のチェーンクリーナーの場合は、
待たずに汚れを落としていって下さい。
ほとんど汚れが取れていれば、ウエスで拭きあげます。
汚れがひどい場合は、ブラシで擦って汚れを落としていきます。
ドリブンスプロケットも忘れずに掃除して下さい。
手を挟まないように注意してね。
クリーナーの噴射力で汚れを落とそうとすると、クリーナーを大量に消費してしまいます。
・ブラシで擦ってウエスで拭く。
・ウエスに付いたクリーナーも利用して汚れを取っていく。
・洗浄力が無くなったらクリーナーを吹きかける。
といった手順で汚れを落としていきます。
トレイに溜まった廃液をブラシやウエスに付けるとクリーナーを節約できます。
水が使える場合は、ブラシで擦ったあとに水で流して汚れを落としていきます。
汚れが落ちたら、ウエスでクリーナーや水をしっかりと拭き取ります。
可能であれば30分ぐらい時間をおいて乾かしてから次の作業に移ります。
「水置換」というチェーンルブもありますが、
商品説明には「金属表面に付いている湿気を追い出す」となっています。
できるだけ乾かしたほうが良さそうです。
チェーンルブで注油。
チェーン販売メーカー推奨の注油場所。
- ローラーの下。(ローラーとブシュの間)
- シールリング。
1. ローラーの下に入っていくように左右の隙間に注油。
2. シールリングの劣化防止の為に左右のシールリングに注油。
その後、ウエスにチェーンルブを吹きかけて全体に薄く塗っていきます。
これは錆び防止の為です。
錆びに強いメッキチェーンではそれほど必要のない行程です。
ただし、軸のピンだけはメッキをしていないチェーンもあるので注意。
3. 一般的に車体の横からチェーンの内側に注油していきます。
ドライタイプのルブだと外側・反対側にルブが行き届かない場合があります。
ウエスにルブを付けて全体に塗っていくか、
4. 車体の後ろからもスプレーして全体にかかるようにして下さい。
注油が終わったら、タイヤを回して出来るだけ浸透させるようにします。
透明のチェーンルブは始めた位置が分からなくなるときがあります。
チェーンの継ぎ目はピンの形が違っていることが多いので目印になります。
メーカー名などが刻印されていることも多いです。
1種類しかない刻印があれば目印に出来ます。
ひとつずつ丁寧に注油していくとルブの節約になりますが、時間がかかります。
私は大容量のチェーンルブを全体にサーッと吹きかけてウエスで塗り広げています。
拭き取り。
このまま走行するとチェーンルブが飛び散るので、ウエスの綺麗な面で出来る限り拭き取ります。
当日は走行せず、乗るのは次の日以降にすると飛び散りを少し抑えられます。
ホイールなどに汚れが飛んでいたら、ウエスにチェーンクリーナーを付けて拭き取ります。
エンジン・スポークといった塗装していない金属面は、パーツクリーナーを使ってもOK。
時間が経てば経つほど取れにくくなっていきます。飛び散った汚れを見つけたら早めに綺麗にしましょう。
廃液処理。
ウエスや新聞紙に染み込ませてビニール袋で包んで捨てます。
量が多い場合は、廃油処理箱を使って下さい。
※お住まいの地域の処理方法を調べて、適切に処理して下さい。
ついでにチェーンの緩みも見ておきましょう。
点検方法は取扱説明書かチェーンカバーなどに貼られたラベルに書かれています。
緩みが大きいよ!でも自分で調節とか難しい。
そんなときは、すぐにバイク屋へ。
・所長から一言。
メンテナンスに興味のない人や時間がない人は、
バイク屋・大型用品店などでチェーン清掃を頼むことが出来ますよ。
2000円前後~3000円前後ぐらい。