- チェーンを作っている会社の製品。安心。
- 手早く作業できる絶妙な噴出量。
- 色は透明。
- 量が多く、値段も安い。
- ノズルが取り付けにくい。
カッターナイフで削ると付けやすくなる。(自己責任でお願いします)


ルーブって何?

ルーブは潤滑油のことだよ。
チェーンを作っている会社の製品。
DID 大同工業株式会社はチェーンを作っている会社です。
バイク用のチェーン販売は国内シェアトップ。
チェーンに悪影響を及ぼすなど、大きな問題は まずないでしょう。
基本的なチェーン清掃&注油のやり方。※印は、初心者向けのポイント。
知っている人は飛ばして下さい。
もう少し詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
【初心者向け】チェーン清掃のやり方【掃除と注油】
0、センタースタンドやメンテナンススタンドなどで後輪(チェーン)が回るようにする。
バイクを少しずつ動かしながらでもOK。
1、水をかけて歯ブラシや専用ブラシで大まかな汚れを落とす。
※この行程は、下が汚れてもいい場所や受け皿を置くことなどが出来る場合のみ。
※金属のブラシはチェーンを痛めるのでNG。力を入れすぎるのもダメです。
2、受け皿や新聞紙などを下に置いてチェーンクリーナーを全体にかける。
浸透させる為に数分待つ。
※周りが汚れないようにウエスなどをチェーンの下にあてがって保護しながら作業。
※かけすぎに注意。この後ブラシで掃除します。クリーナーだけで汚れが落ちなくてもOK。
※クリーナーに「速乾」と書かれている場合は、吹き掛けたらすぐに次の行程へ。
3、ブラシで汚れを落とし、ウエス(メンテナンス用のタオル)などで拭き取る。
※水を使えるなら、ブラシ使用後に水をかけて汚れを落としてウエスなどで拭き取る。
※汚れが落ちきらないときは、2~3をもう一度。
4、チェーンルーブで注油。
※ウエスに吹きかけて錆を防ぐ為に全体に塗る。
※この後に拭き取ります。ベタベタになるほど注油しなくてもOK。
5、走行時なるべく飛び散らないように、ウエスなどで余分なルーブを拭き取る。
※可能であれば、走行するのは1日経ってから。
※飛び散りが多いなら、次回からはもう少し しっかり拭き取る。
6、ホイールなどに汚れが付いていたら拭き取る。
※ゴム、プラスチック、塗装面はウエスなどにチェーンクリーナーを付けて拭き取る。
※塗装していない金属はパーツクリーナーでもOK。
手早く作業できる絶妙な噴出量。

※作業しやすいようにノズルの先を少し下に曲げています。
多過ぎず、少な過ぎず、広がり過ぎず、安定して噴出されます。
動かしながら広範囲に吹き付けやすく、作業時間が短縮できます。

チェーン清掃、注油に時間をかけたくない人にオススメ。
1コマずつ小量を吹きかけて地道に作業したほうが、チェーンルーブを無駄に消費せずに済みます。
ただ、凄く時間がかかります。
慣れない内は、気付いたら 2時間以上 経っていた。なんてことも。
色は 透明。
チェーンルーブは大きく分けて、2種類あります。
- ドライタイプ。
粘度が高め。ネバッとしていて、白い色。 - ウェットタイプ。
粘度が低め。サラッとしていて、色は透明。
それぞれのメリットとデメリットは、
メリット | デメリット | |
---|---|---|
ドライタイプ | 長持ち 飛び散りにくい | チェーンが白くなる ゴミが付きやすい 掃除が たいへん |
ウエットタイプ | チェーンが白くならない 掃除が楽 | ドライほどは持たない 飛び散りやすい |
DIDチェーンルーブは典型的なウェットタイプ。
メリットとデメリットをよく考えて選びましょう。
ホイールなどに飛び散った油はチェーンクリーナーで取れます。
値段の安いパーツクリーナーでも汚れは落ちます。
クレ556を使う。なんて人もいますね。
※パーツクリーナーとクレ556はゴム、プラスチック、塗装面、チェーンにかからないように注意。痛んでしまうおそれがあります。
時間が経つと汚れが落ちにくくなっていきます。
ユニコン:カークリームという長年販売されているクリーナー&ワックスが汚れ落としに使えます。
フクピカもそこそこ取れます。
ワックス効果で次から更に取れやすくなります。
他の場所も軽く磨いておきたい時は非常にお薦めです。
スポークホイールのスポークは、金属磨きのNEVR-DULLが使いやすくてお薦め。
量が多く、値段も安い。
内容量は 420ml。定価は2200円。
実際の販売価格は1300円ほど。
人気商品との比較。
内容量 | 価格 | |
DIDチェーンルーブ | 420ml | 1300円前後 |
MOTUL CHAIN LUBE ROAD | 400mi | 2600円前後 |
ワコーズ CHL チェーンルブ | 180ml | 1800円前後 |
KURE スーパーチェーンルブ | 180ml | 600円前後 |
値段の高い製品には、それなりの理由がある。
・ワコーズ CHL チェーンルブ。
最初は浸透しやすく、その後固まって飛び散りにくくなります。
水分と置き換わる水置換で濡れていても使えます。
・MOTUL CHAIN LUBE ROAD
強力な粘着力で飛び散りにくさを売りにしています。
- ワコーズはウェットとドライの中間のような性質。
- モチュールは強力粘着で飛び散りにくい。
- DIDとKUREはコストパフォーマンスが高い。
DIDチェーンルーブの評価は?
耐久性、飛び散りにくさは及第点。
不満点は、

ノズルが付けにくい・・・
このような感想が多いですね。
ノズルが取り付けにくい。
ノズルを付けようとすると、固くて簡単には付きません。
力を入れて真っ直ぐに押し込むと付きます。
しかし、押し込んでいる間は 中身が出続けてしまいます。
ここからは自己責任となりますが、
カッターナイフで少し削ると、付けやすくなる。

私は、取り付ける為の穴にカッターナイフを立てて、回して削りました。
あまり力は必要なく、簡単に削れます。
力加減にもよりますが、3~5回ほど回せば、かなり取り付けやすくなります。
ノズルを少し下に曲げると、作業しやすくなる。
これも自己責任でお願いします。
様子を見ながら少しづつ曲げてみて下さい。
ノズル一体型の新製品がある。
ノズル一体型と取り付ける製品が混在しています。
DIDの公式サイトでも、
製品紹介の画像は自分でノズルを付けるタイプ。
メンテナンス時の画像は最初からノズルが付いている一体型。
となっています。
取り付け型の在庫がまだあるようですが、徐々にノズル一体型製品に切り替わっているようです。
所長から、一言 (まとめ)

大容量、適度な噴出量。
手早く作業したい人にお薦め。