サポーター タイプの膝用プロテクターです。
左右セット。
プロテクターは脱着可能。
下側の固定はマジックテープ付きのゴムベルト。
上側にベルトは無く、幅広のゴムになっています。
特徴。
- 薄い。
- 柔らかい。
- そこそこ軽い。
- メッシュ形状で通気性が良い。
- 安全性は、CEレベル1。
- 上側がズレやすい。
※ズレ対策も紹介します。
サイズ。
公式サイトのサイズ表。
サイズ | 膝まわり | 長さ |
---|---|---|
M | 34~40cm | 26cm |
L | 36~42cm | 26cm |
参考リンク:RSタイチ 公式サイト。
私は膝まわりが約38cmだったので、Lサイズにしました。
ストレッチ素材を採用していて、全体に伸縮性があります。
ただし、凄く体格の大きい人はゴムバンドがキツいと思われます。
事前に膝まわりを計っておくことをおすすめします。
厚さ。
- プロテクターの厚さは、約7.5mm。
- サポーターに入れた状態だと9mm弱。
※計る位置で微妙な違いは出ます。
装着イメージ。
ピチピチのパンツだと、プロテクターが浮き出ますが、ある程度の余裕があれば かなり目立ちません。
さすがに膝を曲げると、少しプロテクターの跡が見えました。
昔のプロテクターと比較。
2006年ごろのCEマーク付き膝プロテクター。
※CEマークについては後で説明します。
現在のCEレベル1 に相当する膝プロテクターです。
厚さは約20mm。
通気用の穴は無し。
発砲スチロールのような質感で、柔軟性もほとんどありません。
ステルスCEニーガード(スリム)のプロテクター。
CEレベル1
厚さ:約7.5mm。
メッシュ形状。
指で曲げれるほどの柔らかさ。
プロテクターの脱着。
内側にプロテクター収納用のポケットがあります。
はい!入口が見つけにくいです!
画像のように上側を折って めくってしまえば、見つけやすいですよ。
入口は狭いので、出し入れするときはプロテクターを少し丸めます(画像 右)。
柔らかいので簡単に曲げれます。
脱着時の注意点。
※サポーターの生地はかなり薄いです。
強く引っ張ると、破けたり糸がほつれたりする可能性が高そうです。
優しく扱って下さい。
足に付ける際も、強く引っ張ったりしないように気を付けて下さい。
サポーターの生地について。
基本素材は、
・「ポリエステル」87%
・「ポリウレタン」13% (伸縮性を持たせる為に必要)
一般的な速乾アンダーウェアと同じ素材が使われています。
汗をかきやすい膝裏がわは、メッシュ形状。
・「ナイロン」82% (おそらく強度を上げる為)
・「ポリウレタン」18%
上部ゴムバンド。
・「ナイロン」55%
・「ポリエステル」45%
下側マジックテープ付きベルト。
・「ポリエステル」100%
ポリエステル・ナイロンが肌に合わない人は、肌に直接 付けないほうがいいでしょう。
サポーターの洗濯表示タグ。
マークの意味。
左から、
- 水温は30度まで。
洗濯機は、非常に弱いモードで。
- 漂白剤の使用禁止。
塩素系、酸素系どちらも不可。
- タンブル乾燥禁止。
- 日陰で つり干し。
- アイロン禁止。
- ドライクリーニング禁止。
サポーターは優しく手荒い。又は、洗濯機の非常に弱いモードで洗って陰干し。
プロテクターの洗い方。
プロテクターは、ポリウレタンの一種である「TPU」という素材です。
ポリウレタンは、水分・汚れ・紫外線などで劣化していきます。
汚れ落としは、基本「乾拭き」。
汚れが酷いときは、中性洗剤を少しだけ混ぜた水にタオルをつけて、キツく絞って拭きます。
その後、洗剤成分を残さないように水拭きして、水分を残さないように乾拭き。
丸洗いしても「すぐに劣化する」ということはありません。
しかし、安全性に関わる装備ですから あまりおすすめはしません。
紫外線でも劣化します。
もし濡らしてしまって乾かしたいときは、タオルで拭いてから風通しの良い場所に置く、又は「陰干し」にして下さい。
装着時のズレについて。
3つの条件で試してみました。
- 滑りにくそうなアンダーウェア。
- 滑りやすそうなアンダーウェア。
- マジックテープ付きのゴムベルトを追加。
※体格によってサポーターの締め付け力は変わります。結果も変わるでしょう。あくまで参考のひとつとして下さい。
滑りにくそうなアンダーウェア。
滑りにくそうな生地の、ユニクロ「ヒートテック タイツ」に付けてみました。
画像 右:膝を5回 曲げ伸ばしした後。
上側のゴムバンド部分が少しずつズリ落ちてきます。
下側のベルトは動かず、プロテクターの位置は ほんの少し下がっただけ。
すぐに全体が下がるということは無さそうです。
ただ、一般的なプロテクター (マジックテープ付きのベルトが 2本以上あるプロテクター) に比べると、ズレやすいと言えるでしょう。
単体で取り付けるプロテクター全てに言えることですが、定期的に位置のチェックを行ったほうが良さそうです。
滑りやすそうなアンダーウェア。
ツルツルした生地の速乾アンダーウェアに付けた場合。
膝を2~3回曲げ伸ばししただけで、上側が大きくずり落ちました。
プロテクター位置もほんの少し下がります。
ちなみに、素肌に直接付けた場合も、すぐに上側がずり落ちてきます。
下側のベルトは簡単には動かない為、プロテクター全体がすぐにズリ落ちるということはありません。
ただ、ベルト2本以上で固定するプロテクターに比べれば、かなりズリ落ちやすいと言えるでしょう。
休憩時や長い信号待ちなどで頻繁に位置のチェックをすることをおすすめします。
マジックテープ付きのゴムベルトを追加。
自転車用の「すそ止めバンド」で上側を固定。
膝を10回曲げ伸ばし。何もなしと比べれば、かなりずり落ちを抑えることが出来ました。
すそ止めバンドは短いので2つ連結させて使っています。
ちなみに、
プロテクターが柔らかいので、膝を大きく曲げても突っ張りません。
何度も膝の曲げ伸ばしをしましたが、突っ張る感覚はなし。
プロテクター自体が曲がってくれてパンツの裏地に引っ掛かりにくい為、実際の使用時も快適です。
※硬いプロテクターは、パンツがズリ上がってくることがあります。
安全性について。
ステルスCEニーガード(スリム)は、CEレベル1を取得しています。
プロテクターの安全性を示す有名な制度に「CEマーキング」というものがあります。
EU加盟国でプロテクターを販売する場合、衝撃検査などを受けなけれなりません。
検査に通れば「CEマーク」を製品に表示できます。
検査は、レベル1とレベル2があって、レベル2がより厳しい内容となっています。
RSタイチには、CEレベル2 のプロテクターもあります。
ただし、安全性の向上と引き換えに、ちょっとゴツくなります。
CEマークの詳しい内容は、こちらをご覧ください。
CEマークの記号について。
※興味ない人は飛ばして下さい。
「E/K」「S/E/K」は、部位を表す記号。
部位を表す記号の一覧。
- 肩:S
shoulder - 肘:E
elbow and forearm - 尻:H
hip - 膝とスネ上部:K
knee and upper tibia - 膝とスネ:K+L
knee, upper and middle tibia - 膝の下:L
leg below protector “K”
サポーターの E/Kは、肘・膝。
プロテクターの S/E/Kは、肩・肘・膝。
※サポーターは肩に付けられないから、肘と膝だけになっていると思われます。
「TYPE A」は、大きさを表す記号。
TYPE A と TYPE Bが有り、TYPE Bが一回り大きくなります。
大きいほうが優秀というわけではなく、体格に合わせて大小を選べるようになっています。
数字の 1はレベルを表しています。
1なら、CEレベル1
2なら、CEレベル2
EN1621-1:2012は、規格の名前。
CEマークの検査用の規格です。
プロテクターの大きさ。
- 縦:約 20.2cm
- 横:最大 約 12cm
- 高さ:最大 約 2.8cm
手持ちのライディングパンツの膝プロテクターとサイズがほとんど同じなら、入れ換えることが出来ます。
パンツの膝プロテクターが、簡易的なもので心許ないときや、逆に分厚すぎると感じる場合は、入れ換えることが出来ないか確認してみて下さい。
ジャケットの肘プロテクターとサイズが合う可能性もあります。
所長から一言。(まとめ)
- 薄い。
目立ちにくい。 - 柔らかい。
信号停止時などの足の曲げ伸ばしが楽。 - 通気性が良い。
プロテクターもメッシュ形状。 - CEレベル1。
最低限の安全性は確保。
上側がズレやすいが、マジックテープ付きのゴムベルトを追加すれば、ズレを軽減できる。
Mサイズと Lサイズがあります。
サイズ | 膝まわり | 長さ |
---|---|---|
M | 34~40cm | 26cm |
L | 36~42cm | 26cm |
下半身 (膝・腰まわり) 用プロテクターの基本情報は、こちらをご覧ください。
上半身 (胸・背中・肩・肘) 用プロテクターの基本情報は、こちらをご覧ください。