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バイク ツーリング その7【マスツーリングの注意点 主催者編】

アイキャッチ・ツーリング ツーリング

マスツーリング (複数人でのツーリング) の幹事となったときの準備と注意点。

山田
山田

初めてのマスツーリングの幹事。

何をすればいいんだろう?

鈴川
鈴川

違う車種、違う考え方、違う技量の人が集まる事を想定して計画を立てる必要があります。

山田
山田
  • 全員がインカムを持っていて使い方も完璧に把握している。
  • 参加メンバー全員がETCを装着している。
  • すり抜けの是非や駐車時の停め方など細かい考え方が全員同じ。

なんてことは そうそうあり得ませんからね。

神崎
神崎

まずは必須と言える基本的な準備を行う。

そして、参加者やルート的に必要な事を考えていくといいですよ。

鈴川
鈴川

人数が多い場合、サブリーダーのような存在が不可欠です。

サブリーダーを確保してから計画を立てましょう。

ツーリングの お悩み解決シリーズ。

バイク ツーリング その1【持ち物 準備編】

バイク ツーリング その2【目的地、ルート 計画編】

バイク ツーリング その3【知っておきたいポイントと注意点】

バイク ツーリング その4【お尻の痛み 対策】

バイク ツーリング その5【肩こり 対策】

バイク ツーリング その6【マスツーリングの注意点 参加者編】

バイク ツーリング その7【マスツーリングの注意点 主催者編】

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参加者の連絡先などを聞いておく。

参加者の連絡先と名前(本名じゃなくてもOK)、そして当日乗ってくるバイクを聞いておきます。

遅刻や、誰かが道に迷ってはぐれてしまったときに、連絡がつけば次の休憩地点で合流するなど予定を変えずに対処できたりします。

「連絡先を教えたくない」という人がいた場合、自分のSNSを伝えておくなどして、向こうからこちらには連絡がつくようにしておきます。
やむを得ない事情で不参加となった場合などに、連絡を入れてもらえるようにしておきます。

車種を聞く。

駐車している複数台のバイク

車種 (排気量) を聞いておかないと高速道路を使うか使わないかの判断が出来ません。
排気量は必ず事前に把握しておきましょう。
可能であれば、ETCの有無も聞いておきます。

車種が分かれば、だいたいの燃費も分かるので、給油ポイントを決める際にも役立ちます。
おおよその燃費も可能であれば、前もって聞いておきます。


必須ではないが やっておくと良いこと。

リストを作る。

参加者の名前、バイク名を書いたリストを作っておきます。チェックを入れやすい形のものを作っておくと、当日の出発地点で、出席状況を確認しやすくなります。

また、ツーリング初心者の方には申告してもらうようにしておけば、隊列を先に考えておけます。

インカムのメーカーなどを聞いておく。

まずはインカムを持っているか持っていないか。
そして、メーカーと使い方を把握しているか聞いておきます。

こちらで使い方を調べておけば、当日の設定がやりやすくなります。

ほとんどのメンバーが同じメーカーなら「ペアリング」
違うメーカーが混在していたら「LINE通話」とする。
など、参加者にも事前に伝えておけば、よりスムーズに設定が行えます。

目的地やルート、休憩地点などを決める。

計画を立てる
計画を立てる

目的地とルートの決め方。よくあるパターンとしては、3つ。

  1. 参加者と話し合って決める。
  2. 自分ひとりで決める。
  3. 決めてから、参加者を募集する。

1、参加者と話し合って決める。
少人数のときや、仲の良いベテランがいるときは話し合って決めるのが有効です。
意見を取りまとめるなど時間はかかりますが、皆の納得感を得られやすくなります。

2、自分ひとりで決める。
時間を短縮できます。ただし、責任は重大です。
不安なら、自分が走ったことのあるルートにするか、下見をしておきましょう。

どちらも注意点は、いちばん経験の浅い人に合わせた内容にすること。

3、決めてから、参加者を募集する。
目的地とルートを決めてから参加者を募る場合、最大参加人数も決めておくことをおすすめします。
サブリーダーやベテランが、フォロー可能な人数。
サブリーダーがいないときは、自分がフォロー可能な人数までにしておきましょう。

おおよその予算を知らせておく。

食事代。高速道路、有料道路の通行料金。ガソリン代。目的地、観光地で必要な料金。等々、
当日にかかる費用は必ず事前に知らせておきます。

スマホ決済やクレジットカードが使えるか、使えるならブランド名も知らせておけば完璧です。

余裕を持たせたスケジュールにしておく。

マスツーリングは、ソロツーリングよりも時間がかかることが多いです。

会話が弾めば時間が過ぎていきます。
会話しながら移動すると、ひとりで移動するよりも遅くなります。
何もトラブルが無くても遅くなりがちです。

時間が余っても、休憩時間を長くすればいいだけなので、余裕を持たせたスケジュールにしておきます。

特に、集合時間と出発時間の間は長めにとっておくべきです。
最初に伝えることは多いですし、インカムのペアリング (又はLINE通話の設定) などの時間も必要です。

休憩 地点。

まとまって駐車するバイク

基本的には、参加者全てのバイクが止まれるスペースがある場所を休憩地点にします。
出来れば「トイレ」のある場所がベストです。

ただ、参加台数が多いと、全員のバイクを止められない可能性があります。
その場合は、休憩地点を増やして、いくつかのグループに分かれて休憩する。その後、広い休憩地点で再び合流。
といった対策が必要となります。

食事休憩。

まとまって食事をするなら、食事場所は要予約。
予約用のスマホアプリなどを使って予約しておきましょう。

大きなサービスエリアや道の駅などで、好きな場所で食事をしてもらう場合は、混む時間帯を調べておき、少しだけでもズラすようにしておきます。
更に、次の休憩地点も食事が出来る場所にしておくなど、次善策を考えておけば安心です。

給油 地点。

郊外のガソリンスタンド

たとえ車種が分かっていたとしても、走り方で燃費は変わります。給油ポイントは多めに設定しておくと安心できます。

鈴川
鈴川

定休日と営業時間の確認を忘れないように。

参加台数が多い場合、店に入りきらないおそれがあります。
何らかの対策を立てておかなければなりません。

主な対策例。

  • いくつかのグループに分かれて、時間差で出発。
  • いくつかのグループに分かれて、それぞれ別のガソリンスタンドに行く。

続いて、必須ではないが やっておくと良いこと。

迷いにくいルートにしておく。

赤信号や合流などで、分断されてしまうことが よくあります。
分断したあと、先行グループが いつでも直ぐに止まれるとは限りません。
なるべく分かりやすいルートにしておくのが無難です。

目的地とルートの公開、共有。

目的地とルートは、可能であれば参加者全員に前もって知らせておきます。

知らせる方法は何でもいいですが、最低限、「目的地」「休憩地点」「走行ルート」この 3つ。
他には、「給油地点」高速道路を使うなら「入口と出口の名前」

Googleマップなど、作ったルートを共有できるアプリもあります。

作った経路をURLで保存

自分が作ったルートをURLで送れる。

集合時間、解散時間。

幹事が初めての場合、暗くなる前に帰ってこれるようにするのがおすすめです。
暗くなると、危険度が増しますし、バイクが見えにくくなって参加メンバーを目視で確認しにくくなります。

暗い時間帯のマスツーリングは、幹事に慣れてからにしておくのが無難です。

神崎
神崎

特殊な事情や、長距離ツーリングでない限り、
午前中に出発して夕方ぐらいまでに帰ってくるのがおすすめ。

天気予報、道路情報。

雨天走行、アイキャッチ

出発地点と目的地の天気、距離が長いときは途中の天気も確認しておきます。
天気予報は確実ではないので、当日の朝にも確認します。

バイクは向かい風や横風の影響が大きい乗り物です。
「風速」も確認するのを忘れないように。

中止するときの条件を知らせておく。

当日朝の天気予報で、
「降水確率50パーセント以上なら中止」
「風速10m以上なら中止」
など前もって決めておきます。

出発地点の天気予報か、目的地の天気予報かも忘れずに決めておいて下さい。

道路情報。

「都道府県名 道路情報」などのワードで検索すると、道路規制情報が確認できます。
走行予定のルート上で工事などが行われていれば、別のルートや別の目的地に変更する必要があります。

万全を期して前日の夜、出来れば当日の朝にも確認しておきます。

隊列。

千鳥走行、走行時と停止時

画像 上:千鳥走行、走行時。
画像 下:千鳥走行、停止時。

千鳥走行で走ると、車列を短く出来ます。
他の車が追い越しや車線変更をしやすくなります。

まずは、千鳥走行をするのかどうか決めます。
千鳥走行をするなら、「千鳥走行で走る道」と「一列で走る道」を決めます。

千鳥走行解除のタイミングなどはインカムで伝えられますが、インカムの故障やバッテリー切れに備えて、ハンドサイン (左手を使っての合図) も決めておくと安心です。

並ぶ順番。

よく言われるのは、
先頭にリーダー。最後尾にサブリーダー。

参加人数が多いときは、
初心者の後ろにベテラン。
千鳥走行の場合は、斜め後ろにベテラン。

初心者の目の前で隊列が分断されたとき、初心者がグループの先頭になってしまいます。
初心者と先頭を交替できるように、ベテランを初心者のすぐ後ろに配置します。

全員の並び順を決めておく場合。

ツーリング隊列の配置図
配置図の例。

全員の並び順を決めてしまうなら、簡単な配置図を作って参加者に見せるようにします。
口頭での説明より圧倒的に分かりやすいので、なるべく配置図は作っておいて下さい。

当日に伝えること。

集合地点や休憩地点で、注意点や目的地などを伝えます。

神崎
神崎

おそらくあなたが伝える係ですよ。

がんばって!

大勢の前でしゃべるのが苦手な人は、スマホのメモや紙に伝えることを書いておき、読み上げる形がおすすめです。
伝え忘れを防げますし、メモに集中すれば緊張感も減ります。

伝えたら終わり。ではなく、質問等がないか確認するのを忘れないようにして下さい。

ほぼ必須なのは、

  • 隊列についての説明。
  • 分断されたときの対応。
  • 目的地とルートの説明。
  • インカムの設定。

一度に伝え過ぎない。

山田
山田

たくさん言われても覚えられないっす。

出発地点で、ある程度長くなるのはしょうがないことですが、休憩地点では短めに済ませましょう。
短いほうが覚えやすく、伝わりやすいです。

次の休憩地点と、そこに行くまでに考えられる注意点。

休憩地点では、このぐらいにしておくのが無難です。

料金所前の休憩地点。

高速道路や有料道路の料金所での対応 (支払い方法) を伝えます。

一般的な対応。

  • ETC装着グループと、未装着グループに分かれる。
  • ETC装着グループが料金所を出た所で待つ。
  • 待つスペースが無いときは、次の休憩地点などで合流。

分断されたときの対応。

赤信号などで、隊列が分断されてしまったときに、先行グループが何処で待つかを伝えておきます。

対応例。

  • 止まれる所を見つけたらすぐに止まって待つ。
  • 曲がり角の手前で待つ。
  • 次の休憩地点で合流する。
  • 参加台数が多い場合は、ルートを把握しているベテランひとりがすぐに止まって待つ。

ルートによって対応が変わってくることもあり得ます。休憩時に伝えておきましょう。

その他、必須ではないが、決めておいてもいいこと。

  • フリー走行区間。
  • 料金まとめ払い。
  • バイク故障時の対応。

フリー走行区間。

山道を走る複数台のバイク

山道や高速道路で、各自が自由なペースで走ってもらう為の区間を設けます。

特に山道は、車種やバイク歴の長さでペースが変わってきますし、自分のペースで走りたい人もいます。
合流場所を決めておいて、そこまで自由に走ってもらう区間を作っておくと、参加メンバーの満足度が上がります。

もちろん、ほとんどのメンバーが同じペースで走りたいなら、無理にフリー走行区間を作る必要はありません。

料金まとめ払い。

高速道路で現金払いの人が多いときや、現金払いのみの有料道路では、先頭の人がまとめて支払いをすると時間の短縮になります。

料金所前の休憩地点で先頭の人にお金を渡しておくか、次の休憩地点で、まとめて払ってくれた人にお金を渡すという形になります。

バイク故障時の対応。

故障したバイクをどうするか、他のメンバーはどうするかを決めておきます。

故障したバイクの対応例。

  • 色々な工具を持っていって、なるべく自分達で直すようにする。
  • すぐロードサービスを呼ぶ。

他のメンバーの対応例。

  • ベテランだけ残って一緒に対処する。
  • 合流場所を決めて全員先に行く。そして追い付けそうなら後で合流する。
  • 皆で待つ。

所長から一言。(まとめ)

所長
所長

事前に伝えておくこと。(ほぼ必須)

  • 目的地とルート。
  • 費用。
  • 集合場所、集合時間。
  • 解散時間。
  • 中止の目安。
所長
所長

当日に伝えること。やること。

  • 隊列の説明。
  • 分断されたときの対応。
  • 料金所の対応。
  • ルート説明。(再確認)
  • インカムの設定。

ツーリングの お悩み解決シリーズ。

バイク ツーリング その1【持ち物 準備編】

バイク ツーリング その2【目的地、ルート 計画編】

バイク ツーリング その3【知っておきたいポイントと注意点】

バイク ツーリング その4【お尻の痛み 対策】

バイク ツーリング その5【肩こり 対策】

バイク ツーリング その6【マスツーリングの注意点 参加者編】

バイク ツーリング その7【マスツーリングの注意点 主催者】