シートの後方に固定するバッグについて。
種類や取り付け方、持ち運びやすさ、使いやすさなどを解説。
シートバッグという名称が一般的ですが、リアバッグ・テールバッグなどとも呼ばれます。
![シートバッグを付けたバイク](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2022/05/tail-bag.jpg)
![鈴川](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2022/03/suzukawa-01.jpg)
排気量51cc以上のバイクはタンデム(2人乗り)が出来るぐらいですから、シート後方にはかなり重い荷物を乗せても大丈夫。
![神崎](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2022/01/kanzaki1.jpg)
その為、シートバッグは凄く大きいサイズの製品が沢山あります。
もちろん小さいバッグもあって、幅広いラインナップが特徴です。
![山田](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2022/01/yamada1.jpg)
上面がテーブル代わりになるような巨大なバッグもありますよ。
基本情報。
![大型のシートバッグ](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2024/03/large-seat-bag.jpg)
知ってる情報は飛ばして下さい。
固定方法。
主に2種類。
- シートの下にベルトを通して固定する。
- 頑丈な場所にベルトを引っ掛けて固定する。
順番に説明していきます。
シートの下にベルトを通して固定。
![シート下のベルトとバックルで固定](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2024/03/seat-bag-straps.jpg)
- シートを取り外す。
取り外せない車種はシートカウルの下に通す。 - ワンタッチバックルなどが付いた「固定用ベルト」をシートの下に通す。
- 「固定用ベルトのバックル」と「バッグ側のバックル」を嵌める。
- 走行中に動かないようにベルトの長さを調節。
シートからあまりはみ出さない小さめのシートバッグによく採用される固定方法です。
バッグの4角、4ヶ所で固定するのが一般的な方法。
有名メーカーは、固定用ベルトをX型やH型にして4ヶ所ぶん まとめて一気にシート下に通せるようにしています。
「X型」や「H型」で4ヶ所ぶん まとめてシート下に通せるベルト。
TANAX:Kシステムベルト。
ゴールドウイン:Xシステム。
RSタイチ:オクタフレックスベルト。
ラフ&ロード:パラレルベルト。
![](http://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/rough-and-road/cabinet/products/bag/etc/rr9972-2.jpg?_ex=500x500)
【ラフアンドロード】RR9972 パラレルベルト25 バイク シートバッグ装着に ROUGH&ROAD
![山田](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2022/01/yamada1.jpg)
シート下にベルトを通せるスペースがあるかどうか。
通した後にシートがしっかり閉まるのか。
タオルを挟んだりして、事前にチェックしておきましょう。
シートを取り外すことが出来ないバイクは、シートカウル(シート下のプラスチックパーツ)に巻き付けるようにして取り付けます。
![シートカウル下にベルトを通す](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2024/03/straps-under-seat-cowl.jpg)
シートカウルの下にフレームなどベルトを取り付けやすい部品があるなら、そこに固定します。
頑丈な場所にベルトを引っ掛けて固定。
![タンデムステップとナンバープレートフックに固定](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2024/03/seat-bag-straps-1.jpg)
シートから 大きくはみ出る大型のバッグは、シート下にベルトを通してもズレてしまう事があります。
![鈴川](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2022/03/suzukawa-01.jpg)
自分のバイクをよく観察して、
ズレずに固定できる場所を探して下さい。
基本的には前方2、後方2の4ヶ所で固定します。
大型バッグで6ヶ所固定できる製品もあります。
なるべく左右対称になるように固定します。
固定用に よく使用される部品。
![固定ベルトを通す場所](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2022/06/fixed-belt.jpg)
- シートの下。
- 荷掛けフック。
- グラブバー。
- フレーム。
- タンデム(2人乗り)用のステップ周り。
- ナンバープレート取り付け部分あたり。
- シートの下。
シートの下にフレームなどがあって、固定ベルトを通せる場合があります。
- 荷掛けフック。
フックを引っ掛けられる部品で、多くの車種に付いています。
ベルトを通せるような形状になっていることもあります。
バッグの付属品にフックが付いていることも多いです。
場所はだいたいシート後方の左右。
バッグとの相性が悪いと、距離が近すぎてしっかり固定できない事があります。
- グラブバー。
タンデムのときに、後ろの人が持つ 持ち手です。
多くの車種に付いていて、シート後方やシート後方の左右にあります。
バッグと距離が近すぎてちょっと使いにくい事もあります。
- フレーム。
エンジンやタンクなどが付くバイクの骨格です。
パイプ形状でベルトを通せる場合があります。
シートを外すと通せる場所が見つかることもあります。
- タンデム(2人乗り)用のステップ周り。
多くの車種でステップが取り付けられている場所の下あたり(ステップ用のステー)にベルトを通したり、フックをかけたり出来ます。
前側の固定によく使われます。
- ナンバープレート取り付け部分あたり。
車種によってベルトを通せたり、フックを引っ掛けたり出来る場合があります。
バッグ後方の固定場所は少ないのでかなり重要な場所です。
ナンバープレート用の荷掛けフック。
いくつもの穴が開いたプレートなどをナンバープレートの裏側に付けて、固定場所を増やせるアイテムです。
![](http://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/hirochishop/cabinet/autoupload2146/4510819105354_1.jpg?_ex=500x500)
2021年4月1日以降に登録されたバイクは、ナンバープレートを隠すような製品は使えません。
ナンバープレートのボルトを荷掛けフック付きのボルトに変える製品などは使用できません。
ベルトやフックがナンバープレートの上にかかっていてもダメなので要注意。
ナンバープレート用フックのランキングやレビューはこちらからご覧ください。
amazon バイク用ナンバープレートフックの売れ筋ランキングamazon「バイク プレートフック」検索結果。
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バイク用の製品が出やすいワードで検索しています。
![神崎](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2022/01/kanzaki1.jpg)
大型のシートバッグが欲しいなら、購入前にベルトを付ける場所を考えておきましょう。
シート幅などを計って、バッグのサイズと照らし合わせて考えて下さい。
リアキャリア。(荷台)
シートが小さすぎる。もしくはバッグが大きすぎる。
そんなときはキャリア(荷台)を取り付けることも検討してみて下さい。
走行中にキャリアが落ちたり外れたりすると危険です。
初心者で まだしっかりした工具を持っていない場合は、
バイク屋に相談して商品を選び、バイク屋に取り付けてもらうのが無難です。
![リアキャリアにバッグを固定](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2024/03/carrier-rear-bag.jpg)
車種専用のキャリア (荷台) がオプションで用意されていたり、用品メーカーから販売されていることもあります。
落とさないように頻繁にチェックする。
走行中に見えないシートバッグは、知らない間に脱落している可能性があります。
後続車がいた場合、事故が起こってしまうかもしれません。
バッグを取り付けるときだけでなく、休憩時もチェック。
走行時でも信号停止など確認できそうなときは確認するようにして下さい。
長めの信号停止のときに 手で触ってバッグの位置確認。
すぐ出来ることですから、めんどくさがらずにやりましょう。
「使いやすさ」と「持ち運びやすさ」
両立は難しいので、どちらを優先したいかは事前に考えておいて下さい。
持ち運びやすさを重視した製品。
![薄いシートバッグ](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2024/06/thin-seat-bag.jpg)
柔らかい素材で、幅が薄い (高さが低い) ほど持ち運びは楽になります。
柔らかくて 幅が広くなりがちな為、シート上で安定しにくくなります。
安定させる為に小型にすると、容量が少なくなってしまいます。
固定した状態での使いやすさを重視した製品。
![合成繊維のシートバッグ](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2024/03/seat-bag-height.jpg)
高さのあるボックス型となって持ち運びにくくなります。
持ち運びにくさと引き換えに、容量は大きくなります。
また、シート上での荷物の出し入れも やりやすくなります。
![神崎](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2022/01/kanzaki1.jpg)
持ち運びを重視したシートバッグは、取り付け方法をよく考えてしっかり固定して下さい。
シートからハミ出ている部分が垂れ下がってくるときは、折りたたみ傘やテントのポールなどフレーム代わりの物を入れると多少マシになることがあります。
![鈴川](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2022/03/suzukawa-01.jpg)
持ちにくいシートバッグは、幅広のショルダーベルトや肩パッドを買い足したりするとちょっと楽になります。
![山田](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2022/01/yamada1.jpg)
結局どっちにすればいいの?
シートバッグは種類が豊富で、別メーカーで似たような製品も沢山あります。
・街乗りがメインなら、持ち運び重視。
・ツーリングがメインなら、しっかり固定を重視。
・使いやすさとかより見た目!
・絶対に防水。
など、自分の好み・用途から購入する製品を絞りこんでいくといいでしょう。
シートに跨がる方法。
![シートにかかとを乗せて前に滑らせる](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2024/06/put-heel-seat.jpg)
![鈴川](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2022/03/suzukawa-02.jpg)
普通に跨がろうとするとシートバッグを蹴っ飛ばすこともあり、最悪バイクが倒れます。
シートバッグを避けて跨がる主な方法。
- シートに右足の踵(かかと)を乗せて前へ滑らせていく。
- 膝を深く折りたたんで跨がる。
- ステップに乗って(左足をステップに乗せて)跨がる。
膝を折りたたむ方法とステップに乗る方法は引っ掛けてしまう可能性があります。
慎重に行って下さい。
タンデム(2人乗り)するなら。
タンデムの機会があるのなら、サイドバッグやタンクバッグにするか、リュックやメッセンジャーバッグとして持ち運べるシートバッグにしましょう。
リアキャリア(荷台)を付けるというのも ひとつの手です。
取り外してリュックやメッセンジャーバッグとして使えるシートバッグなら、後ろに乗る人に持ってもらうことが出来ます。
ただし、サイズが大き過ぎたり、重すぎたりすると持つ人の負担になります。
バイクに慣れていない人は、後ろに振り落とされる恐怖を感じることがあるので、大きいリュックを背負うのは恐いかもしれません。
メッセンジャーバッグのように斜めがけでバッグが横にくるようにすると、少し恐怖が薄れるでしょう。
一般道の2人乗りの条件。
一般道で2人乗りが出来るようになるのは、二輪免許取得から1年以上。
定員2名のバイクで排気量は51cc以上。
高速道路の2人乗りの条件は、
- 免許取得から3年以上。
- 年齢20歳以上。
- 定員2名のバイクで排気量126cc以上。
※2人乗り禁止の標識があるところでは、条件を満たしていても2人乗りは出来ません。
シートバッグ取り付け時の注意点。
ナンバープレート用の荷掛けフックの所でも書きましたが、改めてもう一度。
2021年4月1日以降に登録されたバイクは、ナンバープレートを隠すような製品は使えません。
ナンバープレートのボルトを荷掛けフック付きのボルトに変える製品などは使用できません。
ベルトやフックがナンバープレートの上にかかっていてもダメなので要注意。
その他、気を付けておくべきポイントを説明していきます。
固定前に、荷物を入れる。
空のバッグは(軽いので)、キツく固定しなくてもズレにくかったりします。
荷物を入れたら重みでズレてきた。なんてことにならないように中身を全部入れてから固定作業をして下さい。
荷物が重すぎる場合やサイドスタンドしかなく傾いている車種などは、軽く仮固定してから荷物を入れるとやりやくなります。
![神崎](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2022/01/kanzaki1.jpg)
出先用のU字ロックやディスクロックは意外と重く、後から入れがちなので注意してね。
・左右の重さを揃える。
なるべく左右の重さが均等になるように収納して下さい。
左右の重量バランスが極端に違うと、重いほうにズレていきます。
![山田](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2022/01/yamada1.jpg)
端に重いものがあるとズレの原因になりがちです。
重いものは出来れば真ん中に入れましょう。
・シートの中央に真っ直ぐ乗せる。
シートバッグは傾けずしっかりと中央に置きます。
なるべく前後にも左右にも傾かないようにします。
サイドスタンドの車種は、バイクの傾きを考慮して下さい。
当たり前の事のようですが、横から見ていると意外と分かりにくいものです。
バイクの後ろからも確認して下さい。
(4ヶ所固定なら)4ヶ所均等に力がかかっているように固定。
シート下以外の場所にベルトを通す場合は特に重要なポイントです。
・ベルトはなるべく左右対称に。
前2ヶ所・後ろ2ヶ所それぞれ左右の角度をなるべく合わせて下さい。
角度が大きく違っていると、力の配分が難しくなります。
バッグが真下に押し付けられる形となるように力をかけていきます。
最後に手で揺らして簡単に動かないか確認して下さい。
![神崎](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2022/01/kanzaki2.jpg)
力のかけ具合がバラバラだと、強い力で固定した方向にズレていってしまいます。
何を隠そう私も、信号停止の度に何度も何度もズレを直した経験の持ち主です。
マフラーに接触しないように。
ベルトやバッグ本体がマフラーに当たると溶けてしまいます。
揺れやズレで当たることも考えて、出来るだけ近付かないように工夫して固定して下さい。
左右の角度が少し変わってしまっても、マフラーに接触しないことのほうが大事です。
![山田](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2022/01/yamada1.jpg)
マフラーの排気でも、焦げたり変色したりします。
排気の熱にも注意してね。
後輪に巻き込まれないように。
余ったベルトなどが後輪に巻き込まれないように注意して下さい。
徐々にベルトに引っ張られていってバッグ本体が巻き込まれたりすると、たいへん危険です。
巻き込まれなくても、風でベルトがバタつくと車体を傷付けるおそれがあります。
緩んでいくおそれもあります。
![神崎](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2022/01/kanzaki1.jpg)
余ったベルトを まとめよう。
- 余った部分を結ぶ。
- 面ファスナー(マジックテープ)の付いた短めのベルトで留める。
- 切ってしまう。
など何らかの対策を行って下さい。
ベルトを留める専用品もありますが、100円ショップやホームセンターに売っている「コード類をまとめる製品」でも代用できます。
切った場合、違う場所・違う車種には使えなくなるかもしれません。
よく考えてから切って下さい。
切り口をライターやチャッカマンなどで熱すると、ほつれにくくなります。
雑に行うと切り口が汚くなったり、どんどん溶けて短くなっていきます。
慎重に処理して下さい。
ヒートカッターという熱しながら切る専用品を使うと綺麗に仕上がります。
しかし専用品は他に使い道がないのがネックです。
体に干渉しすぎないように。
![座る位置が圧迫されないように](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2024/03/seat-bag-position.jpg)
座るスペースが狭くなって窮屈な姿勢にならないように取り付けて下さい。
窮屈な乗車姿勢は、運転しにくく疲れやすくなります。
背中や腰に強く当たっていると、徐々に押されてバッグが動いてしまうという事もあり得ます。
![鈴川](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2022/03/suzukawa-01.jpg)
取り付けた後に、乗車姿勢をとって確認して下さい。
傷を防止。
![傷防止用プロテクターシート](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2023/03/protective-film.jpg)
取り付けベルトやバッグ本体が塗装部分などに当たって擦れると傷が付きます。
どれだけしっかり固定しても、振動やサスペンションの伸び縮みで動くことがあります。
「プロテクションシート」「プロテクションフィルム」
といった名前の保護用の透明シートを貼るのが定番です。
見た目を気にしない人は、保護できる物なら何でも構いません。
ただし、バッグを代えたら貼る位置も変わるので剥がしたときに接着剤の跡が残りにくい製品を選びましょう。
![神崎](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2022/01/kanzaki1.jpg)
慣れないと綺麗に貼れません。
ロール状で大容量のシートを定期的に貼りかえるのも有り。
傷防止シートのレビューや商品詳細はこちらからご覧ください。
amazon「バイク 保護シート」検索結果。全て別タブで開きます。
車用も沢山あるので、バイク用が見つかりやすいワードで検索しています。
タナックス(モトフィズ)の「プロテクターシート シートバッグセット」はまさにシートバッグ専用品です。
シートバッグの種類別特徴。
主に素材別で 3種類。
- ソフト。
- ハード。
- 防水。
ソフトタイプ。
![合成繊維のシートバッグ](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2024/03/seat-bag-height.jpg)
ナイロンやポリエステル製の柔らかいシートバッグ。
シートから出ている部分が垂れ下がったりしないように、概ね普通の鞄よりは頑丈に作られています。
底面やサイドをより硬くして形状を保ちやすくしている製品もあります。
・メリット。
他の素材よりポケット・ベルトループなどを付けやすい。
容量を増やすギミックを付けやすい。
ある程度変形する製品は、持ち運びが楽。
大きなデメリットはありませんが、見た目より機能重視の製品が多いです。
ハードタイプ。
![ハードタイプのシートバッグ](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2024/06/hard-seat-bag.jpg)
主に※ポリカーボネートを使った硬いシートバッグ。
バッグではなく「ケース」「ハードケース」という名称が使われていたりもします。
※ポリカーボネート:硬くて耐久性の高い特殊なプラスチック。
サイドや底面は合成繊維が使われていることが多いですが、たいてい補強がされていて全体的にガッチリとした作りとなっています。
・メリット。
![山田](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2022/01/yamada2.jpg)
見た目がカッコイイ。
頑丈。
・デメリット。
持ちにくい製品が多い。
外部ポケットやベルトループなども あまり付けられません。
防水タイプ。
主に※ターポリンを使った防水のシートバッグ。
※ターポリン:ポリエステル生地の両面をPVC(塩化ビニル)などでコーティングしたもの。
塩化ビニルは(プラスチック系の)ビニールなので、雨を防ぎます。
ビニールなので通気性はありません。
・メリット。
雨を気にしなくていい。
意外とかさ張るレインカバーも必要なし。
・デメリット。
コーティングが薄いとひび割れが起きやすく、特に曲げる部分が割れやすくなります。
縫い目が浸水しやすいのでポケットなどをあまり付けられません。
防水性能重視でベルトなどを縫わずに接着している場合も多く、優しく扱わないと剥がれてしまいます。
PVCは温度変化に弱く、65~85度で軟化(やわらかくなる)。-20度で脆化(もろくなる)。
5度以下になると衝撃吸収性が弱まり、割れやすくなります。
低温は避けようがありませんが、マフラーの熱・排気熱には気をつけましょう。
シートバッグのランキングと個別の商品詳細、レビューはこちらをご覧ください。
amazon バイク用シートバッグの売れ筋ランキングamazon「シートバッグ バイク」検索結果。
全て別タブで開きます。
調べたい商品が決まっている方は、検索ボックスにメーカー名などを足して検索して下さい。
盗難対策。
コンビニに立ち寄るなど、短時間の駐車で毎回バッグを外すのは面倒ですよね。
バッグを簡単に開けられない・外されないように対策しましょう。
![神崎](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2022/01/kanzaki2.jpg)
対策をしても盗まれることは有り得ます。
貴重品や大事な物は必ず持ち歩くようにして下さい。
ごく短時間の場合。
![南京錠でファスナーを開けられにくくする](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2024/03/small-padlock.jpg)
小さい南京錠をファスナーに付けておくのが定番です。
ダブルファスナーで穴が開いていれば、ファスナー同士を小さい南京錠でロックできます。
デイトナ(ヘンリービギンズ)・タナックス(モトフィズ)・ラフ&ロードなど有名メーカーの一部製品は少し大きめの南京錠用の穴が付いています。
基本的に南京錠は別売りです。
短時間でもバイクから離れる場合。
ワイヤーロックや特殊繊維のロックを、「車体」と「手さげ用の持ち手」などに通すと簡単に外せなくなります。
中身を盗られないようにファスナーには南京錠を付けて、貴重品は持ち歩きましょう。
![鈴川](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2022/03/suzukawa-01.jpg)
バッグの出来るだけ頑丈な場所に通して、防犯ロックを付けていることが分かるようにして下さい。
防犯ロックは、ある程度の太さで目立つ色がベストです。
![神崎](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2022/01/kanzaki1.jpg)
目立たない色の防犯ロック。
銀色の細いワイヤーロックなど目立たない製品は、黄色いビニールテープを巻くといいですよ。
だいたい鍵穴のある部分が大きめで巻きやすいです。
「バイスガード」という製品は、入手しやすい簡易的な工具では切りにくい特殊繊維のロックです。
軽くて小さくまとめられるので、バッグやヘルメットの防犯ロックに向いています。
バイスガードエアは南京錠なし。
バイスガードエアコンボは南京錠つき。
長さは 3種類:350mm・900mm・1500mm
どれぐらいの長さが必要か事前に計っておくようにしてください。
・ワイヤーロックの注意点。
あまりにも細すぎるワイヤーロックは、入手が簡単な文房具で切断できてしまいます。
バイクから離れる時間が長めの場合は、
持ち運び・取り扱いが嫌にならない範囲で、なるべく太いワイヤーロックを使用して下さい。
![山田](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2022/01/yamada1.jpg)
※あくまで短時間の駐車用です。
バッグ本体を切られたりしたら防げません。
長時間バイクから離れるときは、面倒でもバッグは持ち歩きましょう。
所長から一言。
![所長](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2022/01/boss1.jpg)
シートバッグのサイズ表記は必ず確認しましょう。
購入前に手持ちの普通の鞄の大きさを計って照らし合わせると、シートバッグの大きさや容量が掴みやすくなりますよ。
サイドバッグ、タンクバッグについてはこちら。
どちらも別タブで開きます。