腰に付けたり、斜め掛けにするウエストバッグ。
小型のものはウエストポーチ、大型のものはヒップバッグ、英語ではwaist packとも呼ばれます。

ウエストバッグって必要かなぁ。
リュックやタンクバッグ、シートバッグでよくない?

・リュックより運転の邪魔にならない。
・バイクへの付け外しの手間がかからない。
といった利点がありますね。
ウエストバッグは、バイク用・アウトドア用・一般用など色々な種類がありますが、それほど大きな差はありません。
ただし、バイクで使う際に抑えておきたいポイントはあります。

ウエストバッグの機能や特徴、バイクで使う際のポイントなどを解説します。
バイクで使うときにありがたい機能。

- 中央からズレているバックル。
- ファスナータブ。(ジッパータブ)
- グローブホルダー。
中央からズレているバックル。
バックルがバイクのタンクに当たるのを防ぐことが出来ます。
前傾姿勢になるバイクでありがたい機能です。
バックルが中央にあっても、
タンクにプロテクターを貼る、上着をバックルの上に被せるなどで対処は可能です。
ファスナータブ。(ジッパータブ)
ファスナーの取っ手(ファスナースライダー)に取り付けるヒモやタグのことです。
グローブを付けたままでもファスナーの明け閉めがやりやすくなります。
バイク用だけでなく、多くのウエストバッグに採用されています。
タブが付いていなくても、後付け出来るファスナータブがあります。
ファスナータブは100円ショップやホームセンター、アウトドア用品店などで購入できます。
色々な形のものがあるので、自分のバッグのファスナーに付けられるかどうか確認するのを忘れないようにして下さい。
グローブホルダー。

※ドローコードなどで外したグローブを留めます。
ちょっとグローブを外して何かをするときに役立つ機能です。
※ドローコード:絞り込んで固定できるコード。コードがゴムなら絞り込む手間もいらない。
ファスナーを開けてバッグの中に入れるよりも手軽ですし、大きくてかさ張る冬用グローブはバッグ内に入らないこともあります。
それにグローブは、排気ガス・雨・虫などで汚れている可能性があるので、汚れを確認せずにバッグ内に入れるのは やめたほうがいいでしょう。

ちょっとだけグローブを外したりするとき「外したグローブを何処に置くか問題」は、多くのライダーが頭を悩ませる問題です。
グローブホルダーがあるとかなり便利。
背面メッシュ・クッション。

ウエストバッグの裏側、体に当たる部分がメッシュになっていると、蒸れを軽減することが出来ます。
空気の通り道となる溝や段差があれば、より蒸れにくくなります。
メッシュ部分がクッション材となっている製品も多く、硬い荷物が体に当たる痛みを和らげます。
バイク用以外のウエストバッグでもよく採用されている定番の機能です。
開けやすさ。

フラップの固定にベルトや小さいバックルが使われていたりすると、
「素手では開けられるがグローブをしたままでは開けにくい」
という場合があります。
毎回グローブを外すのはちょっと面倒なので、開閉方法は必ず確認して下さい。
荷物の出し入れを頻繁に行う人は、グローブの付け外しに関わらず、開け閉めのしやすい製品がおすすめです。
リフレクター。(反射材)

車のライトに反射するリフレクター。
夜間走行での安全性を高めます。
バイク用ジャケットは、大抵リフレクターが付いています。
しかし、ウエストバッグでジャケットのリフレクターが隠れてしまうということもあり得ます。
出来ればバッグにも付いているほうが良いでしょう。
PALSシステム。(MOLLEシステム)

PALSシステムは、Pouch Attachment Ladder System(ポーチアタッチメントラダーシステム)の略で、丈夫なベルトを同じ間隔で縫い付けたものです。上下は縫わずに開いています。
- ベルト幅:約2.54cm。
- 縫い目の間隔:約3.81cm。
縫い目の隙間に色々な物を差し込むことが出来ます。
PALSシステム対応製品じゃなくても、隙間に入って固定できれば取り付けられます。
ただしバイクの場合、ゆるゆるだと風で動いてしまうので注意して下さい。

ウエストバッグはPALSシステムが無くても、ベルト部分に色々と取り付けられますね。
※1977年にアメリカ軍が採用したModular Light Load-carrying Equipmen(MOLLE)というシステムは、PALSを基本にしていて、だいたいPALSと互換性があります。
その為、「PALSシステム」ではなく「MOLLEシステム」と呼ぶこともあります。

PALSシステムだと、
ポーチアタッチメントラダーシステムシステムにならない?

細かいことはいいんだよ。
風の影響。

ウエストバッグはバイクの重心に近い低い位置にあるので、横風の影響は少ないです。
上半身を伏せたときも、腰の後ろという前から見て隠れる位置にある為、走行風の影響を受けにくくなっています。
問題は余ったベルトが風でバタつくことです。
風でバタつくと気が散って運転に支障が出るかもしれませんし、バイクに当たって傷が付くおそれもあります。
バイク用は余ったベルトを留めておく機能が付いていることが多いですが、無い場合は何らかの対策が必要となります。
・ベルトクリップ。
ベルトを留める専用品は、「ベルトクリップ」と言い、100円から1,000円ほどで購入できます。
見た目を気にしなければ、余った部分を巻き付ける・結んでしまうという方法もあります。
強力に固定できる製品は、ベルトの緩み対策にも使えます。

風の影響を減らす為、バイクに乗っている間は腰に付けることをおすすめします。
小型の製品や短時間走行なら斜め掛けでも構いません。
防水について。

色々なサイズが有り、サイズが合えばウエストバッグにも使えます。
レインウェアの中にウエストバッグが入るなら、防水機能は無くても何とかなります。
しかし、
- 高速道路を多用する人。
簡単には止まれず、すぐにレインウェアを着れない。
- 多少の雨ではレインウェアを着ない人。
上下とも防水のウェアを着ているときによくあるパターン。
- レインウェアの中に入らない。
このような場合は、防水機能があったほうがいいでしょう。
防水製品の特徴。
一般的に、防水性能が高くなればなるほど、荷物の出し入れはやりにくくなります。
入り口を厳重に閉じる為です。
防水性能を取るか、使いやすさを取るかは、荷物の種類や開け閉めの回数から考えて下さい。
防水ケースに入れてからウエストバッグに入れるという方法もあります。
・注意点。
「メイン気室(メインの収納部分)以外は非防水」という製品が多いので、商品説明をよく確認するようにして下さい。
防水カバーの場合、ベルトは濡れてしまいます。
長時間使っていると、防水カバーの隙間から雨が侵入してくることがあります。
撥水・防水。
・撥水。(はっすい)
生地の表面で雨を球状にして はじくのが撥水です。
全ての雨を弾くことは難しく、雨の量が多いと徐々に濡れていきます。
※軽い雨なら簡単には濡れませんが、縫い目に防水処理が施されていない場合、縫い目から浸水します。
撥水性能は徐々に低下していきます。
市販の撥水剤を使うことで撥水効果を回復させることが出来ます。
ただ、ウエストバッグを買い換えたほうが経済的な場合もあるので、撥水剤とウエストバッグの値段、撥水剤の使用頻度などを考えて決めて下さい。
・防水。
生地に雨が染み込まないコーティングなどを施して雨を防ぎます。
撥水とは違い、雨を確実に防ぎます。
※防水性能を越える勢いの雨は防げません。
※縫い目に防水処理が施されていない場合、縫い目からは浸水します。
防水コーティングの寿命は、だいたい2年から5年ほど。
有名なゴアテックスは10年以上持つと言われています。
止水ファスナー。
雨が入りにくいファスナーです。
あくまで「入りにくい」なので、長時間の雨や大量の雨に降られると浸水します。
よく「完全防水ではありません」という注意書きがされています。
ホルスターバッグ・レッグバッグ。

ウエストバッグのように腰にしっかり固定するというよりは、吊り下げるような形となります。
一般的に、腰下あたりに吊り下げるのがホルスターバッグ。
腰から吊り下げ、更にベルトで太ももに固定するものをレッグバッグと言います。
薄型で運転の邪魔になりにくい製品が多く、乗車姿勢で手が届きやすいという特徴があります。
大きすぎると邪魔になるので、大型のものはほとんどありません。

大きなポケットを追加する。
といった感じですね。
バイクに乗ったまま荷物の出し入れをするなら、ファスナーの位置と向きをよく確認しておいて下さい。
太もも固定の場合にファスナーの取っ手が下になると、ファスナーを開けたとたん荷物が落ちてしまいます。
ファスナーの取っ手が上になるよう、反対側に付けて下さい。
ただし、右側に付けるとバイクの取り回し(押し歩き)のときに、バイクに当たってしまうおそれがあります。
太ももあたりをバイクに当てて取り回しをする人は、商品説明でファスナーの位置を確認しておきましょう。
容量。
容量 (荷物の入る量)は、「リットル」で表します。

正直わかりにくいです。
手持ちのバッグが容量何リットルか知っていれば、把握しやすくなります。
持っているバッグの内側、縦・横・奥行きを計って下さい。
正確な数値を出したいわけではないので、おおよそで構いません。
例えば、
縦:20cm。横:30cm。奥行き:10cm。
この場合、
20 × 30 × 10cmで、6,000立方センチメートル。
容量は6リットルとなります。
あまりにも大きさの違うバッグだと分かりにくいので、ある程度似たような大きさのバッグで計って下さい。
バイクから降りた後。

大型のウエストバッグ、又は重い荷物を入れる場合、ベルトの位置を確認しておいて下さい。
最低でもバッグの真ん中、出来れば上のほうにベルトがないと、重みでバッグの上側が垂れ下がってしまいます。
見た目が悪いですし、歩くときの振動で動いてしまって不快感を感じたりします。
・荷物が多い場合。
荷物を沢山入れた大型のウエストバッグは、腰に付けたままだと歩きにくくて疲れます。
ショルダーベルト付属の製品にしておくと、バイクから降りてからの移動が楽になります。
ウエストベルトを肩にかけてもいいのですが、荷物は取り出しにくくなります。
・斜め掛けにする場合。
ファスナーの向き・位置に気を付けて下さい。
ファスナーの取っ手が下にある状態で開けてしまうと、中の荷物が落ちる可能性があります。

ファスナーの取っ手が下になるときは、反対の肩から かければOK。
所長から一言。(まとめ)

バイクで使うなら、
- 風対策。
- 雨対策。
この2つは考えておきましょう。

走行中は腰に付けると風の影響が少ないよ。
余ったベルトを留めるベルトクリップは安価で他のバッグにも使えるよ。
レインウェアの中に入らないウエストバッグは、防水のものにするか、レインカバーを用意しよう。
斜め掛けするときはファスナーの取っ手が下にならないほうの肩にかけるべし。
ウエストバッグのランキングやレビューなどは、こちらからご覧ください。
amazon ウエストバッグの売れ筋ランキング。バイク用はウエストバッグではなくレッグバッグのランキングでした。
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