ガソリンタンクの上に取り付けるタンクバッグについて。
バックパックやメッセンジャーバッグでよくない?
身につける荷物が無くなると、かなりの解放感を味わえますよ。
※感じ方には個人差があります。
シートバッグ、サイドバッグについては、こちらをご覧ください。
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タンクバッグのメリット・デメリット。
メリット。
- 常に目に入る位置にあるので安心。
- 付け外しが楽な製品が多い。
- バイクに跨がったまま荷物の出し入れが出来る。
デメリット。
- タンクに傷がつく可能性がある。
- 給油の際は、外さないといけない。
- 大きすぎるとジャマになる為、ほとんどの製品は小さい。荷物はあまり入らない。
- 細いタンクや特殊な形のタンクに付けられる製品は少ない。
種類ごとの特徴。
取り付け方法によって、主に 4種類。
- マグネット式。
- 吸盤式。
- ベルト式。(ベース固定式)
- アタッチメント式。
マグネット式。
マグネット、つまり磁石で取り付ける方式です。
※アルミや樹脂のタンクには付けられないので、タンクの素材は確認しておいて下さい。
タンクに置くだけなので、脱着は非常に簡単。
取り付ける為の部品が必要ない為、複数のバイクを持っている場合の使いまわしも簡単です。
・注意点。
走行中に落とさないように、磁石は強力なものが使われています。
付けるときは慎重にゆっくり行わないと、タンクを傷つけてしまうおそれがあります。
クレジットカードなどの磁気カードを磁石に近づけると壊れてしまいます。
ポケットに財布を入れている場合は、タンクバッグを持ち歩くときに気を付けて下さい。
休憩時に、屋外のベンチの上に置いたりすると「砂鉄」が磁石に付くことがあります。
砂鉄が付いたままではタンクに傷が付いてしまいます。
磁石と反対の面を下にして置くようにして下さい。
吸盤式。
吸盤を使ってタンクに貼り付けます。
鉄・アルミ・樹脂、タンクの素材が何であれ取り付けが可能です。
ただし、付きにくい場合も多いので事前に確認しておくことが重要です。
- 曲がりがキツい場所。
- つや消し塗装面。
- ワックス、コーティング直後。
- 汚れている場所。
・寿命。
吸盤は徐々に劣化していきます。
一般的に寿命は3年ほど。
ほとんどのメーカーが、吸盤のみ別売りで購入できます。
ベース固定式。(ベルトや磁石で固定)
タンク上に「取り付けベース」を設置する方式です。
「取り付ける為のベースをタンク上に設置」し、そのベースにバッグを装着します。
※ベースはベルトや磁石で設置します。
ベースは付けるのに少し時間がかかる製品もありますが、バッグの脱着は簡単に出来るように作られています。
ベースを一度付けてしまえばバッグの脱着は楽に行えます。
・バッグを外した後。
バッグを外しても、ベース部分はタンク上に残ったままです。
見た目が気になるという人もいるでしょうし、盗難やイタズラされる心配があります。
ベースだけあっても他のバッグには使えないので、盗まれる可能性は低いと思われます。
しかし、イタズラで外されて捨てられたりすると、バッグを固定できなくなります。
出先で長時間バイクから離れる場合は、固定用のゴムロープやゴムネット(ツーリングネット)を持っておくと安心です。
ベース部分を盗まれてもタンクバッグをシートに固定して運ぶことが出来ます。
もしショルダーベルトが付属しているなら、斜め掛けにしてなんとか持ち運ぶことが出来ます。
・BAGSTER(バグスター)社の製品。
タンクそっくりのカバーをタンクに被せて、そこにバッグを取り付ける方式です。
タンクに傷が付かず、見た目を損ねないというメリットがあります。
※カバーがラインナップされているバイクにしか使えません。
アタッチメント式。
給油口の上にアタッチメントを設置する方式です。
給油口のボルトを外し、ベースとなるアタッチメントを専用のボルトで設置。
アタッチメントにバッグを取り付けます。
バッグの脱着は簡単にできるように作られています。
※給油口がタンク上に無いバイク、給油口の形が特殊なバイクには付けれません。
アタッチメントは少し高さが有り、タンクとバッグの間に隙間が出来ます。
タンクと接触しないので、傷が付きにくいというメリットがあります。
アタッチメントは小さいものが多いのですが、バッグを外したときに付いたままです。
気になる人には向いていません。
磁石と吸盤の固定力。
レビューでは、「磁石が強力」「磁石が弱い」「吸盤はしっかり吸着」「吸盤がすぐ外れる」
と、同じ製品でも真逆の感想があります。
タンクの形状や取り付け位置で外れやすさは変わってしまいます。
高速道路を走るかどうかでも変わってきます。
種類ごとのお勧めタンクバッグ紹介。
マグネット式。
マグネット式はいちばん種類が多く、色々なメーカーが販売しています。
バイクを変えても使えるように、オーソドックスなカラー・形状の製品がおすすめです。
TANAX (タナックス) タンクバッグGT
MFK-001 タンクバッグGT
メーカー名:TANAX
ブランド名:MOTOFIZZ (モトフィズ)
価格:13,800円(税込15,180円)
素材:600デニール ポリエステル・PVCレザー。
サイズ:130×240×330mm。
高さは130~230mmに拡大可能。
内寸:110×230×320mm。
高さは110~170mm。
バッグ内部メインスペースのサイズ。
タンクバッグとしては大きい製品です。
ハンドルを切ったときにホーンやウインカーと干渉しないか数値を参考に確認して下さい。
- 磁石で取り付け。
4つの角に可動式フラップ。その中に磁石。
フラップは4つとも動かせるので、多くのバイクに取り付け可能です。
※磁石に磁気カードを近づけないように注意して下さい。
※磁石に砂が付くと砂鉄がくっついてタンクを傷つけることがあります。
タンクの傷防止に「プロテクターシート」という専用品があります。
- 容量アップ。
ファスナーをグルッと1週、
中に折りたたまれている部分を伸ばして高さを上げることが出来ます。
前傾姿勢のバイクでは高さが上がると使いにくいので注意。
- A4サイズのマップケース。
上面が透明の地図入れ。
停車時に地図やタブレットなどをすぐに確認できます。
ツーリングマップルR、10インチタブレットを余裕をもって入れられます。
ファスナーを開いて、地図を見開きで使用することも可能です。
通気性が悪いので、夏はモバイル機器のオーバーヒートに注意して下さい。
- レインカバー付属。
収納用ポケット有り。
収納ポケットは引っ掛かって出し入れしにくいです。
入れる荷物が多い場合は位置も微妙。
邪魔に感じるときは、
レインカバーを 上か下に広げて置くのがお勧めです。
- 外側の左右にファスナー付きポケット。
ファスナーはタブ付き。
グローブをしたままでも操作しやすくなっています。
- ホールディングコード。
上面にゴム製のドローコード。
外したグローブなどを落とさないように挟んでおけます。
- セフティベルト。
脱落防止用ベルト兼、ショルダーベルト。
ステム(ハンドルの下)などに通して、磁石が外れてしまっても落ちないようにする為のベルトです。
持ち運ぶ際のショルダーベルトにもなります。
- 持ち手。
手さげで持つ用の持ち手も有ります。
タンクバッグGT総評。
オーソドックスな大きめサイズのタンクバッグ。
タンクバッグに必要な機能もだいたい揃ってる。
TANAX製品はファスナーの動きがスムーズで軽い。
タンクの小さいバイクには付けにくい。
夏はマップケースに入れたタブレットやスマホが熱くなる。
実は、私が初めて買ったタンクバッグ。
外したグローブを挟めるホールディングコードと、左右ポケットが便利でした。
プロテクターシート。
傷防止用のシート。
マグネット式。
もう少し小型のオススメ商品。
TANAX スラントタンクバッグM
吸盤式。
磁石が付かないタンクにも使えるのが最大の魅力。
吸盤には寿命があるので、吸盤だけ別売りで販売している有名メーカーの製品がおすすめです。
TANAX (タナックス) マグレス9000S
MFK-189 マグレス9000S
メーカー名:TANAX
ブランド名:MOTOFIZZ (モトフィズ)
価格:12,500円 (税込13,750円)
素材:600デニール ポリエステル。
サイズ:130×235×340mm。
高さは130~230mmに拡大できる。
内寸:70×230×335mm。
高さは70~170mm。
容量:9~17L。
- 吸盤6個で取り付け。
吸盤は、左右に開くフラップに4つ。
前方の可動式フラップに2つ。
更に、吸盤を4つ増設できます。(別売り)
可動式フラップは、後ろに付け替えることも可能。
可動式フラップ自体を増設することも可能です。(別売り)
吸盤は交換できます。
寿命は約3年。
外すときは、吸盤の上の出っ張りを引くとすぐに外れます。
あらかじめ出っ張りの位置を調整しておくと外すとき楽です。
- 容量アップ。
ファスナーをグルッと1週、
中に折りたたまれている部分を伸ばして高さを上げることが出来ます。
前傾姿勢のバイクでは高さが上がると使いにくいので注意。
- レインカバー付属。
容量アップに対応したレインカバー。
底と中間の2箇所で絞りこめるので、風でバタつきにくくなっています。
- マップケース。
上面が透明の地図入れ。
停車時に地図やタブレットなどをすぐに確認できます。
仕切りがあって、ツーリングマップルRとスマホを入れやすいサイズ。
- ホールディングコード。
上面にゴム製のドローコード。外したグローブなどを挟んでおけます。
- セフティベルト。
脱落防止用ベルト兼、ショルダーベルト。
ステム(ハンドルの下)などに通して、磁石が外れてしまっても落ちないようにする為のベルトです。
持ち運ぶ際のショルダーベルトにもなります。
- 持ち手。
手さげで持つ用の持ち手も有ります。
マグレス9000S総評。
磁石の付かないタンクにも使用できる。
外して持ち歩くとき、磁気の影響を気にしなくていい。
磁石より付け外しに時間がかかる。
汚れると付きにくくなる為、ウェットティッシュなどを持っておくと安心。
吸盤式。
もう少し小型のお勧め商品。
DEGNER 交換可能吸盤式タンクバッグ NB-15A
ベース固定式。
DOPPELGANGER (ドッペルギャンガー) ライダーズタンクバッグ
DBT525-BK ライダーズタンクバッグ
価格:オープンプライス。
実売価格:7,000~10,000円前後ぐらい。
サイズ:約250×320×100mm。
容量:6~9L。
重さ:1kg。
材質:ポリエステル。
- 取り付けベース。(マグネットベース)
磁石式。
先に取り付けベースをタンクに装着。そこにバッグを取り付ける。
- バレットフラップ機構。
1、板状のバレットフラップに差し込む。
2、そのまま置くだけで面ファスナー(マジックテープ)で固定される。
前後どちら向きでも装着可能。
- クリアトップ。
上面が透明の地図入れ。
停車時に地図やタブレットなどをすぐに確認できます。
クリアトップの上からスワイプ操作に反応します。
電源用のコードホール付き。
裏地はメッシュ。
モバイル機器のオーバーヒートを抑制。
- ファスナーでクリアトップ部分だけを外せる。
外して裏返して付けることが可能。
クリアトップを裏返すと普通の鞄のような外観になります。
- 容量アップ。
通常時は少し傾斜した形。
ファスナーを開けると真四角のボックス型になり、容量が少しアップします。
- ディバイダー。
内部の仕切り板。2枚付属。
自由に配置が可能。
モバイルバッテリー用のポケットっぽい感じにしたりも出来ます。
- コードスリット。
電源用コードを外に出せる隙間が前後2ヶ所にあります。
シート下、ハンドル周りどちらにもコードを出しやすくなっています。
- レインカバー。
雨用のレインカバーは黒色。
クリアトップの地図やタブレットは見えなくなります。
※雨が降ると水滴や湿気による曇りでもともと見えにくくなる為、大きなマイナスポイントではありません。
- ショルダーベルト。
脱落防止用ベルト兼、ショルダーベルト。
ステム(ハンドルの下)などに通して、磁石が外れてしまっても落ちないようにする為のベルトです。
持ち運ぶ際のショルダーベルトにもなります。
- ファスナータブ。
グローブをしたままでも操作しやすくなっています。
ライダーズタンクバッグ総評。
見た目が普通の鞄っぽい。
モバイル機器の使用に適した色々な機能。
付け外しが凄く簡単。
バッグを外すと、取り付けベースがタンク上に残ったまま。
出先での盗難、イタズラなどが心配。
アタッチメント式。
GIVI (ジビ) タンクロック XS307
GIVI タンクロック XS307
価格:17,500円 (税込19,250円)
※バッグの取り付けには、別売りのアタッチメント(イージーロック)も必要です。
まずアタッチメント(イージーロック)が付けられるか調べて下さい。
適合車種検索ページ。(別タブで開きます)
車種によって必要なアタッチメントが違います。
デイトナ取扱のアタッチメント付き:税込25,300円。
サイズ:350×270×180mm。
高さは180~210mmまで拡大できる。
容量:15~18L。
- アタッチメント(イージーロック)。別売り。
給油口のボルトを専用ボルトに換えてアタッチメントを取り付け。
アタッチメントに高さが有り、少し浮くのでタンクに傷が付きにくくなります。
他のメーカーのタンクバッグは使いにくくなります。
バッグ側の取り付け部品は、前後5段階で位置を変えられます。
- 付け外し方法。
付ける:位置を合わせて置く。
外す:レバーを引いて持ち上げる。
- タブレットホルダー。
A5サイズのツーリングマップル、10インチタブレットが入るケース。
バッグの上に取り付けることが出来ます。
上面は透明で、外側から操作が可能。
反応はしますが細かい操作は難しいです。
※リング製本のツーリングマップルR (B5サイズ)は入りません。
- バッグ本体上面マップケース。
前方にコードを出す用の穴があります。
A5サイズのツーリングマップルがギリギリ入りますが、少し隠れます。
内部も薄くて厚みはなく、ツーリングマップル収納には向いていません。
- ショルダーベルト付属。
持ち運ぶ際に、肩掛け出来ます。
- 脱落防止用ベルト。
脱落防止用のベルトは、バッグ本体に付いています。
ハンドル周りに通して万が一の脱落を防止します。
- レインカバー付属。
- 容量アップ。
ファスナーを開けて、縦に少しだけ拡大することが出来ます。
ホントに少しだけ。
- 簡易防水的な作り。
内部は巾着のように絞りこめる簡易防水袋のようになっています。
ファスナーも止水ファスナーのような作り。
ただ、「ファスナーの縫製部分が破れる」というレビューが複数あります。
シリコンスプレーなどを塗って動きを良くして丁寧に扱うのが良さそうです。
タンクロック XS307総評。
付け外しが凄く簡単。
タンクに傷が付きにくい。
磁石、吸盤が付かないバイクでも使える可能性がある。
高さがあるので、前傾姿勢になるバイクには向いていません。
適合車種が限られていて、使えないバイクもあります。
「ファスナーの縫製が弱い」というレビューが複数あります。
色々なタンクバッグを見て比較したい人は、こちらからご覧ください。
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