- アルミや樹脂製タンクにも付けられる吸盤式。
- 使用上の注意に従って取り付ければ簡単には外れない。
- 外すときは、吸盤側面の突起を持ち上げれば すぐに外せる。
- 容量2.7リットルから、7リットルまで増やせる。
- マップケースが意外と大容量。
- 複雑な形状のタンクには付かない。
- 交換できるが、吸盤には寿命がある。
![吸盤式タンクバッグ](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2021/11/nb-15a.jpg)
タンクバッグに関する基本的な情報は、こちらをご覧ください。
アルミや樹脂製タンクにも付けられる吸盤式。
タンクバッグは磁石式が定番です。
吸盤式は、磁石が付かないタンクにも使えます。
吸盤以外にも、
ベルトや金属のアダプターを、あらかじめタンクに装着。
そこにタンクバッグを取り付ける。
といった商品があります。
しかし、
タンクバッグを使わない日や、互換性のない他のタンクバッグを使う時などに、
ベルトやアダプターを外さなければなりません。
吸盤式は、そういった手間は無しです。
近距離は小さめのタンクバッグ、長距離は別メーカーの大きめのタンクバッグ。
などといった感じで使い分ける人は、吸盤式が良いと思います。
持ち歩く時も、気を遣わずにすむ
磁石式のタンクバッグは持ち歩く際も気が抜けません。
砂がある場所に磁石が近付くと、
砂鉄が付着してタンクに傷がついてしまうことがあります。
カードの入った財布をポケットに入れている場合なども要注意。
磁石と財布が近付かないように 気を遣う必要があります。
![神崎](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2022/01/kanzaki2.jpg)
私は左の後ろポケットに財布。右肩にタンクバッグを肩掛け。
屈んだタイミングなどで磁石が財布に近付いてしまったようで、
カードをダメにしてしまったことがあります。
この経験から、吸盤式を買い足しました。
使用上の注意に従って取り付ければ簡単には外れない。
「ご使用上の注意」には、このような事が書かれています。
- 凹凸の部分、つや消し部には付きにくい。
- ワックスをかけた後のタンクには付きにくい。
![神崎](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2022/01/kanzaki1.jpg)
つや消しとワックスは、
言われないと気付かないよね。
購入前でも公式の商品説明で見れます。確認しておきましょう。
![鈴川](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2022/03/suzukawa-02.jpg)
それでも付きにくい・・・
という人は、吸盤を付けやすくする
「吸着シート」や吸盤用補助板といった商品がありますよ。
脱落防止のベルトを併用しよう
しっかり付いた吸盤はかなり強力で、
底面に風を受けるような付け方でもない限り、高速道路でも安定しています。
でも、
![鈴川](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2022/03/suzukawa-01.jpg)
脱落防止用のベルトは、めんどくさがらずに付けましょう。
落とすと自分が困ると同時に、他人にも迷惑がかかります。
タンクバッグという そこそこ大きい物体が道路上に落ちていたら危険ですからね。
脱落防止のベルトを余裕を持たせて長めにして付けると、
ダランと垂れ下がり、ベルトのプラスチック部品がタンクに当たってしまうことがあります。
しかし、最初からピッタリの長さだと取り付けにくい。
付けてからの長さ調節も ちょっとやりにくい。
付ける前に、長さ調節のところを緩めておくと
付けてからの調節が 少しやりやすくなりますよ。
外すときは、吸盤側面の突起を持ち上げれば すぐに外せる。
適当に引っ張ってもなかなか取れません。
フラップと吸盤の隙間も狭くて、最初はこう思いました。
![神崎](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2022/01/kanzaki2.jpg)
どうやって外すの?
フラップをグイッと めくりあげて、吸盤の側面にある突起を少し持ち上げれば
すぐに外すことが出来ます。
突起が奥にあるとやりにくいので、あらかじめ位置を調整しておく事をお勧めします。
容量2.7リットルから、7リットルまで増やせる。
側面のファスナーをグルッと1周させれば、縦に伸ばすことが出来、容量が増えます。
容量を増やさない状態のときは、側面の生地が内側に折りたたまれています。
これによって少し内部スペースが圧迫されます。
縦横は30 × 18cm。
高さは11~18cm (プラス吸盤が1.5~2cmぐらい)。ただし、これは外寸。
収納スペース内部の縦横は、26 × 16.5cmぐらい。
収納スペース内部の高さは、5~11cmぐらい。
残りの高さは上部のマップケース部分。
ファスナーを閉じた状態では、
折りたたまれた側面の布と付属のレインカバーによって、内部スペースはかなり占領されてしまいます。
マップケース側に余裕があれば、レイインカバーはマップケースに入れると
容量を無駄なく使えます。
マップケースが意外と大容量。
マップケース内部の高さは、3.5cmぐらい。
内部の縦横は、23.5 × 15.5cmぐらい。
※湾曲している4つの角で計測。
高さがあるので、レインカバーはマップケースに入れておくことも出来ます。
なんと500mlのペットボトルが2本入ります。(さすがに少し膨らみます)
![500mlペットボトルが2本入る。](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2021/11/nb-15a-3.jpg)
内部に折りたためる仕切りがあり、ツーリングマップルがちょうど入る位置で仕切られています。
![山田](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2022/01/yamada1.jpg)
ツーリングマップル R は?
ツーリングマップルR は入らない。
ツーリングマップルは、
A5サイズとB5サイズの2種類があります。
B5サイズのツーリングマップル R は、基本的には入りません。
マップケースは高さがあり、内部の仕切り板は折りたためるので、
曲げて押し込めば なんとか入るかもしれません。
しかし、マップが痛むので あまりお薦めはしません。
10インチのタブレットは入らない。
マップケース内部の縦横は、23.5 × 15.5cmぐらい。
外寸は30 × 18cmですが、厚手の生地で4角が湾曲している為、内部スペースは外寸よりだいぶ小さくなります。
10インチのタブレットがギリギリ入らないぐらいの大きさです。
※小さいサイズの製品は入る可能性があります。
仕切りを折りたたみ、側面を変形させて無理やり押し込めば、斜め状態でなんとか入る。
といった感じです。
これはバッグが痛むので、あまりお薦めはしません。
高さがあるので、スマホ冷却グッズを付けたスマホが入れられます。
マップケース内でナビアプリを使うとスマホがすぐに熱くなります。
大型の冷却グッズが付けられるのは、ありがたいポイントです。
複雑な形状のタンクには付かない。
最低でも、吸盤と同じ大きさの平らな面が4つ必要です。
吸盤の付いたフラップは360度 回転します。
縦にも90度以上曲がります。
フラップは、角に4個。
角から5cmぐらい内側に付いています。
![吸盤の可動範囲](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2021/11/nb-15a-2.jpg)
吸盤の可動範囲は、こんな感じ。
この範囲内に、ある程度の平らな面が必要です
NB-15Aの縦横サイズは、30×18cm。
購入の際の目安にして下さい。
交換できるが、吸盤には寿命がある。
磁石には、ほぼ寿命がない。
ベルト式やアダプター式も壊れない限り使えますから、これは明確なデメリットですね。
吸盤を作っている会社によると、吸盤の寿命は2~3年。
参考までに、私は5年以上使えました。
使うのは近距離ツーリングの時だけ。
ずっと張り付けたままではないので、寿命が伸びたのかな、と思います。
所長から、一言 (まとめ)
![所長](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2022/01/boss1.jpg)
ベルト式やアダプター式と違って
互換性のないバッグを使いまわしやすい。
![所長](https://bike-item.com/wp-content/uploads/2022/01/boss2.jpg)
磁石式のほうが手軽だが、
吸盤は磁気による影響を考えなくてすむ。
バイクから降りたあと、気が楽!