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【バイクでも必要】三角停止表示板・停止表示灯

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反射材を使った三角形の板、又はライトを点滅させる表示灯。
故障やガス欠、パンクなどで道路上に止まってしまったとき、後続車に気付いてもらう為に設置します。

三角停止表示板は、三角表示板・三角停止板・停止表示板と略されることもあります。

山田
山田

バイクで必要なの?

神崎
神崎

高速道路で止まってしまったときに、持っていないと違反になりますね。

鈴川
鈴川

違反や規格などの基本情報と選び方を解説していきます。

目次をクリック・タップで移動できます。

三角停止表示板と停止表示灯の違い。

三角停止表示板と停止表示灯。
左:三角停止表示板。エマーソン:バイク専用三角停止表示板
中央:大きさ比較用のペットボトル。
右:停止表示灯。
エーモン:パープルセーバー

法律上、どちらを使っても問題ありません。

三角停止表示板。

文字通り三角形の板で、中央に隙間があります。
赤い反射材、もしくは反射材と蛍光材を使用。
※昼間専用品は蛍光材のみ。赤色だけじゃなく橙(オレンジ)色でもOK。

道路交通法の基準で、一辺の長さ(角から角まで)は45cm以上と定められています。
※ほとんどの製品は角が丸く、43cmほどが主流です。

三角形のままだとかさ張る為、組み立て式が多く、折りたたんで長方形の箱に収納します。

メリットは認知度が高く、パッと見で「故障車両がある」と分かりやすいこと。
デメリットは、次に紹介する停止表示灯に比べて、大きくて重い製品が多いこと。組み立てる時間が必要なこと。

積載スペースに余裕のあるバイクに向いています。

停止表示灯。

LED、又は電球を点滅させます。
色は紫色。

電源は、※シガーソケットを使うものや、乾電池を使うものがあります。
バイクでは乾電池式がおすすめ。電装系が故障しても使えますし、コードが無いのでかさ張りません。

※シガーソケット:車に標準装備されていることが多い電源を取れるプラグ。バイクに取り付けることも可能。

長さ17cm、幅17cm、高さ15cm以内と決められていて、三角停止表示板よりコンパクト。
ただ、認知度が低く、パッと見で伝わりにくいのが難点です。
なるべく遠くまでライトが届く製品を、見えやすい位置に設置しましょう。

積載スペースが少ないバイクに向いています。

設置義務。

一般的に高速道路と言われる「高速自動車国道」と「※自動車専用道路」で、やむを得ず停止した場合に設置するよう定めれています。
もちろん渋滞での停止は関係ありません。

※自動車専用道路:車と126cc以上のバイクのみ通行できる道路。一部区間を除き最高速度は60km/h。

設置しないと「故障車両表示義務違反」となり、バイクの場合だと
・反則金:6,000円。
・違反点数:1点。

が課せられます。

大型車普通車二輪車小型特殊車
反則金7,000円6,000円6,000円5,000円
違反点数1点1点1点1点

一般道路。

一般道での設置義務はありません。

神崎
神崎

しかし、見通しのきかない曲がり角を曲がってすぐに止まったときなど、後続車に知らせたほうが良い場合は、設置するべきでしょう。

・あくまで設置義務。
設置義務であって所持義務ではない。ということになっています。
高速道路を走らない人もいる為でしょう、持っていなくても違反にはなりません。

ただ、故障やパンクは いつ起こるか分かりません。高速道路を走るなら持っておくべきでしょう。

設置方法。

  1. ハザードランプ(駐車ランプ)、無いときはウインカーを点けて、可能であれば左端に寄せて停止。
  2. 三角表示板、又は停止表示灯を取り出す。
  3. 組み立てが必要な製品は、ガードレールの外など出来る限り安全な場所で組み立てる。
  4. 50m以上後ろの地面に設置。
    車体に取り付ける製品なら、バイクに取り付ける。

設置中の事故に注意しながら、後続車から見えやすい位置に設置します。
一般道では、直線で50mも道が続いていない場合があります。50mに囚われず後続車が気付きやすいと思える位置に設置して下さい。

ガードレールが無い場合は、なるべく端に寄って待機して下さい。
後続車がバイクに当たってバイクが飛ばされることを想定して、バイクより後ろのなるべく離れた位置で待機します。

基準。規格。

日本で使用する場合、道路交通法の基準をクリアしている必要があります。
基準を満たしていることを証明する規格は2つ。

  • 国家公安委員会認定品。
    TSマークが付く。
  • EU規格適合品。(ECE R27)
    Eマークが付く。

道路交通法の基準をクリアしていない製品もあるので注意して下さい。
関連する道路交通法・試験内容・EU規格、全て読んで覚えるのは大変なので、

山田
山田

「国家公安委員会認定品」
「EU規格適合品」

「道路交通法施行規則適合品」
などと書かれている製品にしておくのがおすすめです。

三角停止表示板の規格。

TSマークとEマーク
左:TSマーク。
右:Eマーク。

・国家公安委員会認定品。
道路交通法の基準に合っているかどうか「日本交通管理技術協会」が試験を行っており、試験に通れば、「国家公安委員会認定品」として「TSマーク」が貼られます。

参考リンク:日本交通管理技術協会。 →サイトマップ→型式認定基準→停止表示板(停止表示灯)
別タブで開きます。

・EU規格適合品。(ECE R27)
国際連合欧州経済委員会(ECE)の基準で、日本でも通用する規格です。
EU規格の適合品は、Eと数字(国番号)を丸で囲んだマーク「Eマーク」が付いています。
日本の国番号は43。

「三角表示板」道路交通法の基準、ざっくり説明。

  • 昼用、夜用、昼夜間兼用がある。
  • 夜間用、昼夜間兼用は反射部、又は蛍光反射部が必要。
    色は赤色。
  • 昼間用は、蛍光部だけでもOK。
    色は、赤色か橙(オレンジ)色。
  • 形は中央が空いている正三角形。
  • 200m離れて確認できる。
  • 路面上に垂直に設置できる。
  • 正三角形の※一辺は45cm以上。
  • 幅は2.5cmから8.5cm。
    蛍光部が別れている場合2.5cmから5cmでその内側に蛍光部。蛍光部の面積247平方センチメートル以上。

※一辺は45cm以上:正三角形としての角から角までの長さです。
実際の製品は角が丸いものが多く、43cmぐらいが主流です。

参考リンク:e-GOV 法令検索。道路交通法施行規則。 →第二章の六 停止表示器材の基準。別記様式第五の五。別記様式第五の六。

停止表示灯の規格。

道路交通法の基準をクリアしている停止表示灯

・国家公安委員会認定品。電球使用。
道路交通法の基準に合っているかどうか「日本交通管理技術協会」が試験を行っており、試験に通れば、「国家公安委員会認定品」として「TSマーク」が貼られます。

LEDを使った停止表示灯は、道路交通法施行規則上の基準に合うことは認められていますが、国家公安委員会認定品の試験は行われていない為、国家公安委員会認定品はありません。

LEDの製品は国家公安委員会認定品が無いので、道路交通法の基準を満たしているかが重要となります。
「道路交通法施行規則適合品」などと書かれている製品にしておくのが無難です。

「停止表示灯」道路交通法の基準、ざっくり説明。

道路交通法施行規則 第二章の六 停止表示器材の基準 第九条の十八 二。

  • 長さ17cm、幅17cm、高さ15cm以内。
  • 点滅式。
  • 灯りの色は、紫色。
  • 200m離れて確認できる。

規格による違い。

一般的に三角表示板は、※EU規格適合品のほうが軽くなっています。
持ち運びには便利ですが、あまりにも軽いと設置した後に風で飛ばされてしまうおそれがあるということは覚えておいて下さい。

※安定性の試験に違いがある為。

車体取り付け型。

  • 停止表示灯は磁石でタンクなどに取り付け。
  • 三角表示板はマジックテープや紐でタイヤなどに取り付け。

取り付け型にしておけば、風で飛ばされにくくなります。

昼間用・夜間用・昼夜間兼用・二輪用。

ほとんどの製品が昼夜間兼用ですが、昼のみ・夜のみにしか使えないものや、バイクにしか使えないものがあります。
商品説明に書かれていることが多いので見落とさないように注意して下さい。

もし、他の製品と形が違うのに何も書かれていない製品があれば、買わないほうが無難です。

三角停止表示板の種類。

  • 夜用。
    反射部のみ。
     
  • 昼用。
    蛍光部のみ。
     
  • 昼夜兼用。2種類。
    1.外側に反射部、内側に蛍光部。
    2.蛍光反射部。
     
  • 昼夜兼用の二輪車用。2種類。
    1.外側に反射部、内側に蛍光部。
    2.蛍光反射部。
型式記号種類
D夜間用停止表示板
E昼間用停止表示板
F昼・夜間兼用停止表示板
(反射部、蛍光部 分離型)
G昼・夜間兼用停止表示板
(二輪車用)
(反射部、蛍光部 分離型)
Q昼・夜間兼用停止表示板
(蛍光反射部型)
R昼・夜間兼用停止表示板
(二輪車用)
(反射部、蛍光部 分離型)
試験を行っている日本交通管理技術協会の型式認定基準より抜粋。
引用元:https://www.tmt.or.jp/examination/index6.html

発炎筒。非常信号灯。

煙を出す発煙筒ではなく、炎を出す「発炎筒」です。
車には標準装備されています。
LEDライトを使ったものは「非常信号灯」と呼ばれます。

正式名称は「非常信号用具」
バイクに搭載義務はありません。

山田
山田

バイクでは持ってなくても大丈夫。

三角停止表示板を設置している最中は後続車に注意しなければなりません。
特に夜間は見通しが悪く危険な場合があります。
設置前に発炎筒を使っておけば、後続車に気付いてもらいやすくなります。

発炎筒じゃなく普通のLEDライトでも、設置中の危険を少しは減らせます。
故障箇所の確認なども出来ますから、夜間走行するならLEDライトは持っておくことをおすすめします。

所長より一言。(まとめ)

所長
所長

高速道路で止まってしまったときに持っていないと違反になるよ。

組み立て式は、ガードレールの外で組み立てよう。

設置するときは後続車に気を付けて。

所長
所長

道路交通法の基準があるよ。

  • 「国家公安委員会認定品」TSマーク
  • 「EU規格適合品」Eマーク
  • 「道路交通法施行規則適合品」

といった記述がある製品にしておくのが無難だよ。

何度も買い換えるものではないので、ちょっとぐらい値段が高くても、道路交通法の基準を満たしていることがハッキリと書かれている製品にするのが良いと思います。

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バイク用を販売している有名メーカー。
三角停止表示板:エマーソン
停止表示灯:エーモン

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