故障・ガス欠・パンクなどにより止まってしまったときに、後続車に気付いてもらう為の器具です。
高速道路・自動車専用道路では設置する義務があり、違反すると反則金6,000円、違反点数1点が課せられます。

- 三角停止表示板。
- 停止表示灯。
2種類あるの?

2種類あります。
道路交通法の基準を満たしていれば、どちらを使ってもOK。
おすすめする商品。
三角停止表示板:エマーソン バイク専用 三角停止表示板。
停止表示灯:エーモン工業 パープルセーバー。
エーモン工業 パープルセーバー モト。

最初に基本情報を簡単に解説。
その後に、おすすめ商品の紹介をします。
知ってる情報は飛ばして下さい。
目次をクリック・タップで移動することも出来ます。
三角停止表示板と停止表示灯。

中央:サイズ比較用のペットボトル。
右:停止表示灯。
三角停止表示板は、中央に隙間がある三角形の赤い板。
停止表示灯は、紫色に点滅させるライト。
次に説明する道路交通法の基準があり、サイズも決められています。
三角停止表示板に比べて停止表示灯はかなりコンパクトです。
道路交通法の基準。
「道路交通法施行規則 第二章の六 停止表示器材の基準」にて、サイズや視認性などの基準が定められています。
参考リンク:e-GOV 法令検索。道路交通法施行規則。 →第二章の六 停止表示器材の基準。別記様式第五の五。別記様式第五の六。
三角停止表示板の基準。知っておきたいポイント。
- 200m離れて確認できる。
- 路面上に垂直に設置できる。
- 正三角形の※一辺は45cm以上。
- 幅は2.5cmから8.5cm。
蛍光部と反射部が分かれている場合は、幅2.5cmから5cmでその内側に蛍光部。蛍光部の面積247平方センチメートル以上。
※一辺は45cm以上:正三角形の角から角までの長さです。実際の製品は角が丸いものが多く、43cmぐらいが主流です。
停止表示灯の基準。知っておきたいポイント。
- 長さ17cm、幅17cm、高さ15cm以内。
- 点滅式。
- ライトの色は、紫色。
- 200m離れて確認できる。
道路交通法の基準をクリアしていることを証明する規格。

右:Eマーク。
- 国家公安委員会認定品。
TSマークが付く。 - EU規格適合品。(ECE R27)
Eマークが付く。
道路交通法の基準を満たしていない製品もあります。
何度も買い換えるものではないので、多少値段が高くても基準を満たしている製品がおすすめです。

商品説明に、
- 国家公安委員会認定品。
TSマーク。 - EU規格適合品。(ECE R27)
Eマーク。 - 道路交通法施行規則適合品。
といったことがハッキリと書かれている製品が安心です。
もう少し詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
おすすめ商品の紹介。
エマーソン:バイク専用 三角停止表示板 リフレクトセーフ。EM-359

「エマーソン」は、カー用品メーカー「ニューレイトン株式会社」のブランド名。
ニューレイトン株式会社は日本メーカーで、カー用品業界の発展を目指すJAAMA(全国自動車用品工業会)の会員です。
サイズ。
使用時:431 × 425 × 110mm。
収納時:234 × 47 × 110mm。
重量。
430g。
国家公安委員会認定品。

国家公安委員会認定品の証である、TSマーク付き。
緑の丸の中に「て5」みたいなマークがTSマーク。
特徴。
3段階に折りたためるのでコンパクトに収納可能。
収納ケース付き。
収納ケースに取り付けることで、路面に立てる為の部品を減らしている。
マジックテープと紐で車体に取り付ける形にすることで、風で飛ばされにくくしつつ軽量化。
収納ケース。

500mlのペットボトルを二回りぐらい大きくしたようなサイズ。
重さは430gなのでペットボトルより少し軽いです。
ケース内の赤い部品が本体。
マジックテープ付きのベルトで留められています。
このベルトをタイヤなどに巻いて固定します。
黄色のヒモが巻き付けてある部品はサポートバー。
このヒモをタイヤに結びつけます。
ケースの裏には組み立て方が書かれています。
しかし、夜は見えないおそれがあるので、一度組み立てておくことをおすすめします。
組み立て方。

1、マジックテープ付きのベルトを外す。
2、回転させるようにして広げていく。
棒状になって止まるようにストッパーが付いています。
力を入れすぎたり、逆向きに動かそうとすると破損するおそれがあるので注意して下さい。

最初はどこを動かすか ちょっと分かりにくいです。
1回組み立てれば だいたい把握できるので、事前に組み立てておくことを推奨します。

3、収納ケース上部に取り付ける。
本体の下にある出っ張りをケースの上にある穴に差し込みます。

4、左右を起こして表と裏の2ヶ所を留める。
左右のへこんでいる所に、左右の表と裏にある出っ張りを嵌め込みます。
少し力が必要で、かなりしっかりとロックされます。
外すときも、そこそこ力がいります。
簡単に壊れるような感じには見えませんが、雑に扱わないようにしたほうが良さそうです。

5、サポートバー2個をケース上部の穴に取り付ける。
サポートバーが斜め内側を向くように付けます。
サポートバーをタイヤに当ててヒモ結ぶので、斜め内側を向くようにしておきます。

6、サポートバーをタイヤに当てて、紐をホイールに通して縛る。
7、マジックテープ付きのベルトをタイヤに巻いて固定する。
リアフェンダー(タイヤの上にある泥よけ)が下のほうまであってタイヤに取り付けられない場合は、リアフェンダーやナンバープレートなどに取り付けます。
タイヤに取り付けられないと、安定性が悪い場合があります。
収納ケースを使用しているので、空となったケースに工具などを入れて安定性を高めることが出来ます。

おすすめポイント。
- 地面に置くタイプより軽い。
- 3段階に折りたためてコンパクトに収納できる。
- 赤い三角形は認知度が高く「故障車両が止まっている」と、後続車に気付いてもらいやすい。

ざんねんポイント。
- 停止表示灯と比べてしまうと大きくて重い。
- 置くタイプより設置に時間がかかる。
エーモン工業:パープルセーバー。PURPLE SAVER

エーモン工業株式会社(amon)は、カー用品販売の有名メーカー。
カー用品業界の発展を目指すJAAMA(全国自動車用品工業会)の会員です。
サイズ。
33 × 64.5 × 123mm
重量。
約151g。(電池含む)
視認距離。
昼:約300m。
夜:約800m。
電源。
単4アルカリ電池4本使用(別売り)。
連続使用時間 約5時間。
防滴使用。
大量の水がかかる場所、水没する場所では使えません。
マグネット取り付け式。
本体下部の磁石でタンクなどに取り付けて使用します。
磁気カードや時計などを近づけないように注意して下さい。
収納ケースは無し。
傷が付くのが嫌な人は、100円ショップのソフトケースなどを別途購入して下さい。
道路交通法施行規則適合品。

道路交通法の基準を満たしていることがパッケージに書かれています。
注意事項。
電池が切れていないか定期的に動作チェックをするように推奨されています。
樹脂製タンクには付かないので注意して下さい。
購入前に磁石が付く場所があるか確認しておくことをおすすめします。
横向きでも落ちませんが、使用上の注意に「車両側面には設置しないでください」と書かれています。
サイズ感。

中央:ペットボトル。
右:バイク専用三角停止表示板。
コンパクトなエマーソンのバイク専用三角停止表示板と比較しても、かなり小型です。
重さも電池込みで約151gとかなり軽量です。
使い方。

1、防水カバーを外し、底をスライドして開ける。
2、プラスマイナスに注意して電池を入れる。
よく見ないと上下が分かりにくいです。
下の防水カバーにだけ「amon(エーモン)」のロゴがあるので、ロゴで上下を把握できます。
ちょっと見えにくいですが、電池を入れるところにプラスとマイナスの刻印があります。

3、本体の上部を押す。
ちょっと見えにくいですが、上部に「PUSH ON」と書かれています。
押すとライトが点き、もう一度押すと消えます。

4、タンクなどに取り付ける。
シートバッグなどがあると後ろから見えない可能性があります。
バッグを外して下さい。
自己責任となりますが、シートバッグやタンクバッグに取り付けられるようにすれば、磁石が付かないバイクでも使えます。

おすすめポイント。
- 小さくて軽い。
- 夜の視認距離は800m。

ざんねんポイント。
- 三角停止表示板より認知度が低く、パッと見で「故障車が止まっている」と気付いてもらいにくいおそれがある。
- マグネット固定なので樹脂製タンクには付かない。
- 収納ケースなし。
- バイク専用の小型タイプが新発売。

私がパープルセーバーを購入してからすぐに、バイク専用の小型タイプが発売されました。
(´- `*)
基本性能はパープルセーバーと同じで、連続使用時間が「約14時間」にアップ。(パープルセーバーは 5時間)
取り付けはミラーにベルトで固定。
シートバッグなどで見えにくくなるのを防げます。