ヘルメットの下に被るインナーキャップ。
もしくはヘルメット内に装着するアイテム。

大きく分けて3種類。
- 夏の汗対策用。
- 冬の防寒用。
- サーキット走行用。
それぞれの特徴を順番に説明していきます。

いちいち かぶるの面倒くさくない?

快適性が増すだけでなく、ヘルメット内が汚れにくくなります。
ヘルメットの内装は、洗いにくくて乾きにくいです。
ヘルメットインナーは、洗いやすくて乾きやすいです。
「内装を洗う回数が減る」というメリットもありますよ。
基本情報。

バイク用と作業用。

工場や工事用のヘルメットインナーもあるよね?
汗対策用のやつ。
・ちょっと昔ばなし。※興味ない人は黄色アンダーラインだけ見て下さい。
2010年ごろの作業用ヘルメットインナーは、分厚くてザラっとしている製品が主流でした。
吸水速乾素材ではなく、綿のヘルメットインナーやバンダナなども多く見られました。
バイク用は最初から薄い製品が主流でした。
バイクのヘルメットはピッタリフィットが基本ですから、分厚い作業用はキツくて使いにくいことがあったのです。
フルフェイスで使うには面積が小さい製品も多かったです。

現在はバイクに使えるような作業用ヘルメットインナーも沢山あります。
吸水速乾素材も一般的となり、性能面でも大きな違いはありません。
・後ろが長め。
・消臭効果。
など、大きさ(面積)や付加機能に注目して選ぶといいですよ。
ヘルメットを脱ぐときに落とす問題。

キャップ型はヘルメットを脱ぐときに一緒に脱げて、下に落ちることがあるんだよね。
ヘルメットの正しい脱ぎ方は、後ろに回転させながら脱ぎます。
かぶるときは額のあたりから後ろに回転させるようにしてかぶります。
参考:ショウエイ公式動画。ヘルメットの着脱方法。
別タブで開きます。

真上にスポッと脱がず、回転させながら脱ぐとヘルメット内に残りやすくなります。
インナーキャップ。

帽子のように直接かぶるタイプです。
被りの浅いものから、顔全体を覆う覆面のようなものまで様々な種類があります。
夏用。

ほとんどの製品が、吸水速乾素材(汗を吸いやすく乾きやすい素材)で作られています。
他にも、
・触れたときに冷たく感じる接触冷感。
・消臭効果のある素材。
・後ろを長くして首の日焼け防止。
・UVカット。
など、夏用は「汗・日焼け対策」を主な目的としています。
・特殊な形状。
ヘルメットを脱いだ後の見た目を考えた「ビーニーキャップ型」「バンダナ風キャップ」や、顔全体を覆う「バラクラバ」と呼ばれるタイプがあります。
※バラクラバは夏用と冬用があるので間違えないように注意して下さい。


汗で髪の毛が濡れてグチャグチャ。
といったことも少し防ぐことが出来ます。
※髪の乱れ防止に関しては個人差があります。
UVカット。
吸水速乾素材は基本的にポリエステルが使われています。
ポリエステルは紫外線を通しにくいので、「UVカット」と書かれていなくてもUVカット効果はあります。

ちなみに私は、1年中「夏用のインナーキャップ」を使っています。

冬も?

私はツーリングで2時間ほど走り続けることもよくありますから。
ツーリングで山道や高速道路を走っても寒くない格好をすると、街中はかなり暑いんですよね。
冬にヘルメット内が蒸れるという人は、一度夏用を試してみて下さい。
・取り替え。
夏のツーリングでは、取り替え用のインナーを持っていくことをオススメします。
休憩後に、汗だくのヘルメットインナーをもう一度使うのはちょっとイヤな気分になります。
・出先でも軽く洗っておく。
汗を吸ったインナーは洗面所で水洗いだけでもしておくと、汗だくのまましまっておくよりだいぶマシです。
洗面所に手洗い用の洗剤があれば、そこそこ綺麗になります。
汗だく・もしくは手洗いしたヘルメットインナーを入れておく場所も前もって考えておきましょう。
冬用。

冬用は主に防寒が目的です。
帽子のような形よりも、顔全体を覆う形(バラクラバ)が主流です。

冬は、頭が寒いというより「顔が冷たい」って感じですもんね。
気付きにくいだけで冬でも微妙に汗はかきます。
冬用も、ヘルメット内の汚れを抑える効果はあります。
・冬用でも吸水速乾素材。
冬に汗が乾かずに冷えると、それで寒く感じることがあります。
いわゆる「汗冷え」です。
冬用のインナーでも吸水速乾素材が使われていることがあるのは、「汗冷え」を防ぐのが目的です。
・ネックウォーマー兼用。
冬用は、襟元の長い製品も多くあります。
襟元が長くてネックウォーマー兼用なら、襟の短いジャケットの防寒も同時に出来ます。
・ヘルメットを脱いだときの見た目。
顔全体を覆うタイプはヘルメットを脱いだときに威圧感が出てしまいます。
伸縮性のある製品なら、口元と頭の部分を下に降ろしてネックウォーマー風に出来ます。
降ろせるかどうかは、たいてい商品説明に書かれていますのでチェックして下さい。
使い捨て。

工場などでよく使用される、紙や不織布で作られた使い捨てのヘルメットインナー。
汗対策にはあまり向いていません。
主に汚れ防止用です。
個人で使うことはあまりなさそうですが、仕事でバイクに乗る場合などに次々と取り替えれば清潔さを保てます。
髪の毛が落ちるのを防ぐという目的だけの製品もあるので注意して下さい。
ヘルメット内に取り付ける製品。
主に夏用で、2種類。
- ヘルメットと頭の間に隙間を作り、通気性をよくする。
- ヘルメットに吸水速乾素材を貼って汗を吸い取る。
隙間を作るタイプ。

ヘルメット内(頭頂部)に設置。複数の突起などでヘルメットと頭の間に隙間を作ります。
通気性をよくするということで、基本的には夏用となります。
ただし、気付きにくいだけで冬でも汗をかいています。
ヘルメット内が汚れにくくなりますから、寒くなければ冬に使うのも有りです。

基本的に柔らかい材質ですが、髪の毛が短い人は「頭皮に当たって痛い・跡が付く」といった可能性があります。
吸水速乾素材を張り付けるタイプ。

効果は夏用のインナーキャップ型とだいたい同じですが、
インナーキャップを被る手間を省けます。
マジックテープなどのヘルメット内に取り付ける為の部品があり、髪の短い人は頭皮に当たって気になる可能性があります。
着脱で簡単に破れないように厚みのある製品が多いです。
薄い製品が主流のインナーキャップより少しかさ張ります。

インナーキャップが合わない人・かぶる手間を省きたい人は、取り付けるタイプを検討してみて下さい。
ヘルメットインナーのレビューや商品詳細は、こちらからご覧ください。
amazon「ヘルメット インナー」検索結果。リンクは全て別タブで開きます。
サーキット走行用。ヘルメットリムーバー。

ヘルメットリムーバー。
アシストフード。
などと呼ばれる頭巾型のインナーです。
転倒などで意識のない人のヘルメットを脱がしやすくするのが目的の製品です。
滑りやすい生地で出来ており、ヘルメットのアゴひもを外して、アゴひもごと左右に引っ張ることでヘルメットを滑らせるようにして脱がします。
耳に引っ掛からない為、首(脛椎)に負担をかけずに脱がしやすくなります。
原型は株式会社アライヘルメットが作り特許を取得しています。
ライダーの安全の為に、他メーカーにも類似商品の販売を許可しています。
参考:アライヘルメット。ヘルメットリムーバーについて。
・2006年よりMFJで必須。
MFJ(日本モーターサイクルスポーツ協会)のロードレースに参加するには、MFJに登録されているヘルメットリムーバーの着用が義務化されています。
参考:MFJ国内競技規則。

吸水速乾素材のヘルメットリムーバーもあります。
夏用のインナーとしても使えますよ。

ヘルメットをかぶる時に、耳が折れ曲がるのを防止したい人にも向いています。
ヘルメットリムーバーのレビューや商品詳細は、こちらからご覧ください。
amazon「ヘルメットリムーバー」検索結果。リンクは全て別タブで開きます。
所長から一言。

夏は汗対策、冬は防寒。
だけじゃなく、ヘルメット内が汚れにくくなるというメリットがありますよ。


