バイク専用の靴。
今回は踝(くるぶし)の上ぐらいまでのシューズ、ショートブーツについて。
普通のスニーカーやブーツはダメなの?
普通の靴だと、転倒したときに脱げやすい。怪我をしやすい。
というリスクがあります。
特に踝(くるぶし)の怪我は治りにくく、骨は再生しません。
バイク用は、万が一アスファルトの上を転がっても怪我をしにくい頑丈な製品が多いです。
脱げにくい作りにもなっています。
普通の靴は、
・シフトチェンジで靴が傷む。足が痛い。
・靴ひもがステップやペダルに引っ掛かる。
・足を着いたときに滑る。
といった弊害も起こりがちです。
チェンジペダル用のパッド・くるぶしプロテクター・靴ひもストッパーなどの対策品もありますが、全体的な強度不足は埋めようがありません。
色々と買い揃えるよりもライディングシューズを買ったほうが楽だし安全です。
サンダル・下駄・ハイヒールなどでの運転は法令違反となります。
違反だからというより、運転しにくくて危険なのでやめましょう。
参考:e-Gov法令検索。道路交通法で検索。第70条と71条です。
スクーターでも違反となります。
公安委員会遵守事項違反というものに該当し、二輪車6000円・原付5000円の罰金となります。
丈の長いブーツについてはこちらの関連記事からどうぞ。
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ライディングシューズの基本的特徴。
- チェンジペダルが当たる部分に保護パッド。
- かかと・くるぶし・つま先などにプロテクション。
- 足を着いたときに滑りにくいソール(靴底)。
- 靴ひもがほどけにくい。(又は靴ひも以外の固定方法)
- 脱げにくい。
ライディングシューズは、上記の要素がだいたい備わっています。
保護パッド。プロテクション。
1. チェンジペダルが当たる部分に保護パッド。
靴に傷が付かないようにするのと同時に、足が痛くなるのを防ぎます。
走行中シフトチェンジは頻繁に行いますから、MTバイクに乗っているならほぼ必須の機能と言えます。
2. かかと・くるぶし・つま先などにプロテクション。
転倒したとき ぶつけやすい場所、怪我をしやすい場所が頑丈に作られています。
特に削れると再生しない踝(くるぶし)が保護されるのは、通常の靴では得られない安心感があります。
足を着いたときに滑りにくいソール(靴底)。
バイクは止まるときに必ず足を着きます。
信号の多い街中では かなりの回数 足を着いています。
グリップ力の高いゴム、水はけと滑りにくさを考えた複雑な形状を採用するなど、足が滑って転倒するのを抑えます。
有名な※ビブラムソールを採用している製品もあります。
※ビブラムソール:イタリアの靴底(ソール)専門メーカー「ビブラム社」製のソール。グリップ力の高さで有名。
靴ひもがほどけにくい。脱げにくい。
・靴ひもがほどけにくい。
靴ひもがほどけたり、固定されていないと ステップやペダルに引っ掛かってしまうおそれがあります。
止まるときに引っ掛かると、足を出せずに転倒。なんてことも起こります。
怪我や事故に直結するので、靴ひもを留める機能が無いシューズを履いている場合は、なるべく対策品を使うようにして下さい。
「靴ひもストッパー」「シューレースストッパー」という名称で、100円ショップでも購入できます。
・脱げにくい。
転倒すると通常の靴は簡単に脱げてしまいます。
怪我のリスクが高まりますから、しっかりと固定できるバイク用の靴がやっぱり安心です。
脱ぐとき面倒だという人は、次で紹介している「BOA」をチェックしてみて下さい。
横にファスナーが付いていて、靴ひもを緩めなくても脱げる製品もあります。
名称は「サイドジップ」「サイドジッパー」「サイドファスナー」などです。
BOA フィットシステム。
靴ひもが細いワイヤーになっていて、ダイヤルを回して調節します。
- ダイヤルを押し込んで回すと、ワイヤー(靴ひも)が締まります。
- ダイヤルを引っ張り上げると緩みます。
※ダイヤルを反対に回したり、アジャスターを前方に引っ張って緩める等、使い方の異なる製品もあります。使用前に確認して下さい。
グローブをしたまま片手でも操作がしやすく、ワイヤーは繋がっていてほどけません。
バイク用シューズと相性のいいシステムです。
他にも、
・リフレクター(反射素材)を付けて夜間の視認性を上げる。
・グローブをしたまま脱ぎ履きがしやすい作り。
・足付きをよくする厚底仕様。
・走行風を取り入れるシャッター。
など、バイク用に特化した機能を持つ製品もあります。
普通の靴と比べるとゴツいので、最初はペダル操作をやりにくく感じるかもしれません。
エンジンをかけずバイクに跨がって軽く練習しておくと、いきなり走行するより不安は減ります。
靴の頑丈さ、ゴツさはすぐに慣れます。
靴の傷・足の痛みを気にせずシフトペダルをしっかり動かせるので、慣れれば快適に運転できますよ。
私は教習所では普通のショートブーツを履いていました。
ペダルで傷が付きました。
シフトペダルを思いきって動かせず、ギアチェンジもやりにくかったです。
歩きやすさ。
ライディングシューズは頑丈で重い製品が多く、普通の靴より歩きにくくなりがちです。
たいてい重さは記載されていますので、商品説明や仕様を確認して下さい。
フラットソール(平らな靴底)のライディングシューズは、ステップに足を置く位置の自由度が上がります。
しかし、靴底が平らすぎると歩きにくくなります。
歩きやすさを重視したい人は、デザインだけでなく重さやソール形状にも注目してみて下さい。
靴底の踵(かかと)部分が出っ張っていると、ステップに引っ掛けてペダル操作が出来ます。
しかし、「引っ掛かってやりにくい」という人もいます。
初めてライディングシューズを買う人は、靴底が なだらかな形状かフラットなものにしておくのがおすすめです。
ライディングシューズの種類。
大別して4種類。
- レザー系。
- 化学繊維系。
- 防水系。
- メッシュ・エアスルー系。
順番に説明していきます。
私がツーリングにハマりだした2010年ごろは、
頑丈でゴツくて重いシューズと革のショートブーツばかりでした。
今は素材の進化によって、軽くてお洒落なシューズもありますよ。
レザー系。
「本革」と「合成皮革」の 2種類。
本革。
天然の革で作られたライディングシューズ。
良い革を使った製品は、値段が高め。
・長持ち。
本革は定期的な手入れが必要ですが、しっかりと手入れをしていれば長持ちします。
色の変化・足の形に馴染んでくるなど経年変化を楽しめます。
・靴ひも。
雰囲気重視で靴ひもを留めておくことが出来ない製品がそこそこあります。
気になる人は内側に入れたり、シューレースストッパー(靴ひもストッパー)を使うなどして下さい。
・雨対策。
本革は雨に弱く、なるべく濡らさない為の対策が必要です。
靴に被せる「ブーツカバー」「シューズカバー」という雨天対策品があります。
MT車はペダル操作で破れないように、バイク用の「ブーツカバー」「シューズカバー」を使いましょう。
※ブーツカバーの詳細は後半で説明しています。
雨で濡れた後は、柔らかいタオルや布で優しく水気を取って、陰干しで乾かして下さい。
油を染み込ませた「オイルドレザー」は撥水効果が有り、少量の雨なら防げます。
油分は徐々になくなっていくので、手入れは必要です。
・防水の革靴。
防水でも濡れたままほったらかしでいいという訳ではありません。
通常、防水加工は内側に施されます。
中が濡れなくても表面の革は濡れるので、出来るだけ早く乾かして手入れをして下さい。
本革はバイク通勤・通学など雨でも多用するような使い方には、あまり向いていないと言えます。
革のメンテナンス。
1. ブラシで軽い汚れを落として乾拭き。
出来れば革靴専用のブラシを使って、毎回汚れを落として下さい。
細かいところ用の小さいブラシもあれば作業が捗ります。
その後、天然素材(基本的には綿)の柔らかいタオルで乾拭きします。
水分やホコリが残っていると劣化していくので、ほとんど汚れていないときも乾拭きはして下さい。
2. 汚れが目立ってきたらクリーナーを使う。
革靴用のクリーナーを布に付けて、小さな円を描くように拭いていきます。
古い靴クリームを落とす目的もあるので、全体をしっかり拭いて下さい。
最後にクリーナーが付いていない布で乾拭き。
3. 靴クリームを塗り込む。
革靴用のクリームを布に付けて塗っていきます。
ムラにならないように、少量を少しずつ塗って下さい。
塗り終わったら、ブラシをかけて全体に馴染ませてツヤを出します。
仕上げ用のクロス(タオル)などで磨きあげると、よりツヤが出ます。
革の種類や色によって使用するクリーム・クリーナーは変わります。
靴クリームを販売している会社の「お手入れ方法」などを参考にして下さい。
参考:COLUMBUS公式サイト。
別タブで開きます。
本革は、
・手間がかかったとしても革の見た目が好き。
・長く使って味を出したい。足にフィットさせたい。
・お手入れも楽しめるよ。
という人におすすめ。
合成皮革。
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合成の革を使った本革っぽい見た目のライディングシューズ。
本革よりは雨に強く、手入れも簡単です。
生地にPVC(塩化ビニル)・PU(ポリウレタン)・マイクロファイバーといった素材を塗るなどして革のような外見にしています。
不織布に加工したものは「人工皮革」「人造皮革」とも呼ばれ、より革に近い質感となります。
・通気性。
素材がPVC(塩化ビニル)の場合、通気性はありません。
素材がPU(ポリウレタン)・マイクロファイバーだと多少の通気性があります。
・劣化。
合成皮革は徐々に劣化していきます。
使用状況で変わりますが、寿命は概ね3年前後です。
※手入れをして大事に使っていれば、5年以上持つこともあります。
割れる・色落ちという劣化なので修復は難しく、本革より寿命が短くなりがちです。
しかし、値段は本革より安い傾向にあります。
水分・汚れの付着から劣化していきます。
本革より雨に強いといっても、濡れたらなるべく早く乾かすようにして下さい。
保管も風通しの良い場所で。
合成皮革のメンテナンス。
合成皮革も定期的に手入れをすれば劣化を少し防げます。
基本的には、柔らかいタオルで乾拭きしておけばOK。
- お手入れは基本的に乾拭き。
ブラシを持っていれば、ブラッシングで汚れを落として乾拭きです。 - 汚れが落ちにくいときは水拭き。
その後、水分が残っていそうなら乾拭きです。 - 更に汚れが酷い場合は、洗剤を薄めた水で拭きます。
その後に水拭きで洗剤を落とし、乾拭きで水分を取ります。
合成皮革に使えるクリーナーやクリームもあります。
・丸洗い。
どうしても汚れが落ちない・中が気になるなど、やむを得ない場合は丸洗いをします。
水・ぬるま湯に浸けて優しく手荒いで洗います。
汚れが落ちない場合は、薄めた中性洗剤か、合成皮革にも使える革用の洗剤で洗って下さい。
洗い終わったらタオルで水分を取り、中に白いタオルや紙などを詰めて風通しのよい場所で陰干しします。
本革はお手入れが大変そう。
でも革の見た目は好き。
多少寿命が短くてもレザーブーツの見た目に拘りたい。という人におすすめです。
化学繊維系。
ナイロン・ポリエステルなどをメインに使って作られたライディングシューズ。
基本的に、複数の素材を組み合わせて作られています。
しなやかにする部分と頑丈にする部分などで素材が変わります。
頑丈にする部分には、合成皮革がよく使われます。
・特徴。
スニーカーのような見た目から、コンバットブーツのようなゴツいものまで様々なデザインがあります。
フラットなソール(平らな靴底)の製品も多くあります。
レザー系より洗いやすく、難しい手入れも不要です。
合成皮革がたくさん使われている製品は、上記「合成皮革」を参考にして下さい。
・耐久性。
合成皮革を使っている部分は徐々に劣化していきます。
本革ほどの耐久性はありません。
ごく一部、ナイロン・プラスチックなど劣化しにくい素材だけで作られている製品もあります。
ただ、本革のように「使い込んで味が出る」という感じにはなりません。だんだん汚れていきます。
種類が豊富なので、デザイン・機能・値段・重さなど色々な要素から選べるのが魅力。
防水。
主に透湿防水 (汗の湿気は通すが雨は通さない) 素材を使ったライディングシューズ。
風も防ぐので、冬用として使うのにも向いています。
・透湿防水フィルム(又はコーティング)は内側。
一般的に、透湿防水フィルムは表生地と裏生地の間で挟まれる形となっています。
ですから表生地は濡れます。
本革の防水シューズ・ブーツは出来るだけ早く乾かして手入れをして下さい。
・通気性。
透湿防水フィルムが湿気を通すといっても限界があります。
透湿防水フィルムなしの製品より通気性は悪くなります。
真夏はちょっと辛いです。
雨だけでなく「風」も防ぐので、冬の使用には向いています。
防水性能の高い製品なら、シューズカバーや防水ソックスがいらない。
ツーリング時の荷物を減らしたい人におすすめ。
秋・冬・春の 3シーズン多少の雨なら気にせず走れるので、最初の1足としてもおすすめです。
メッシュ・エアスルー系。
メッシュ生地などを使った通気性重視の夏用ライディングシューズ。
強度確保の為に、全体ではなく部分的にメッシュを使用している製品が多いです。
レザー系は凄く小さい穴を沢山開けて通気性を持たせつつ耐久性を損なわないようにしています。「パンチングレザー」とも呼ばれます。
・雨対策。
雨が降るとすぐに中まで濡れます。
しかし乾きも早いので「防水ソックス」と相性が良いシューズです。
革は濡れたら出来るだけ早く乾かして下さい。
夏に足が蒸れて我慢ならん!という人向き。
防水ソックスは風も防ぐので、併用すれば春・秋も ある程度は使えます。
有名メーカー。
ライディングシューズは、メーカーによって微妙にサイズ感が違います。
情報が多い、よく売れてる製品や有名メーカーの製品がおすすめです。
有名メーカーと、シューズのラインナップを紹介します。
エルフ。(elf)
・透湿防水。
・ハイカット。
・ローカット。(くるぶしプロテクターは有り)
・メッシュ。
・BOAフィットシステム使用。
スニーカー系で様々な種類が揃っています。
定番商品は「シンテーゼ」シリーズ。
全て幅広のEEE (3E)。
ガエルネ。(GAERNE)
・レザー。
・人工皮革。
・透湿防水。
評価の高いビブラムソール、ゴアテックスを使用。
定番シリーズは「タフギア」
ビブラムソールのタフギアと、フラット気味なソール採用のタフギアフラットの2種類。
アルパインスターズ。(alpinestars)
・透湿防水。
・レザー。
・人工皮革。
・ハイカットスニーカータイプ。
・メッシュ。
レーシングブーツで有名なメーカー。
レース用の※トゥースライダーが付いているシューズがあります。
※トゥースライダー:つま先の外側にあるプロテクション。地面と擦れて削れていくと交換が可能。
コミネ。
・透湿防水。
・防水。
・合成皮革。
・スニーカータイプ。
・メッシュ。
・頑丈なプロテクション付き。
安全性にこだわりのあるメーカー。
全体的に低価格なのも大きな特徴。
トゥースライダー付きモデル、ゴアテックス採用モデル有り。
RSタイチ。
・透湿防水。
・スニーカー風の透湿防水。
・メッシュ。
BOAフィットシステム採用。
ほとんどのシューズのレビュー評価が高い。
ラフ & ロード。
・透湿防水。
・スニーカータイプ。
・スニーカータイプのメッシュ。
透湿防水タイプは、ビブラムソール、BOAと同じワイヤーシステムを採用。
多機能が特徴のメーカー。わりと低価格。
デイトナ。ヘンリービギンズ。
・透湿防水。
・レザーの透湿防水。
・メッシュ。
・合成皮革のスニーカー風。
・レザー。
レザーショートブーツは、シフトパッドを内側に装備しており、普通のブーツのような外観となっています。
会社名がデイトナ。
バッグとウェアのブランド名がヘンリービギンズ。
調べるときは、どちらの名前で検索しても大丈夫です。
ゴールドウイン。
・透湿防水。
・表生地がメッシュの透湿防水。
・レザーの透湿防水。
・メッシュ。
ビブラムソール採用モデル有り。
通気性を重視したメッシュの透湿防水シューズという珍しい製品があります。
デグナー。
・レザー。
・レザーのスニーカータイプ。
・透湿防水。
レザー製品がメインのメーカーです。
色々な種類のレザーショートブーツがあります。
レザーの※シフトガードも有り。
※シフトガード(シフトパッド):靴に巻き付けたり、靴ひもに取り付けてシフトチェンジで傷が付くのを防止するパッド。
この記事の最後で紹介しています。
ワイルドウィング。(WILDWING)
・レザーのシューズとブーツ。
本革としては、低価格の製品が多いのが特徴です。
ステップとペダルの位置関係を考慮した独自のソール(靴底)を使用。
レディース、厚底の製品が充実している。
雨天用のブーツカバーや長靴も有ります。
有名メーカー名リスト。
- エルフ。
- ガエルネ。
- アルパインスターズ。
- コミネ。
- RSタイチ。
- ラフ & ロード。
- デイトナ。ヘンリービギンズ。
- ゴールドウイン。
- デグナー。
- ワイルドウィング
ライディングシューズのランキング、レビューや商品詳細などは、こちらからご覧ください。
amazon「ライディングシューズ」検索結果。 楽天市場「ライディングシューズ」検索結果。 Yahoo!ショッピング「ライディングシューズ」検索結果。リンクは全て別タブで開きます。
調べたい商品が決まっている方は、検索ボックスに「メーカー名」や「レディース」などのワードを足して検索して下さい。
関連商品。
雨天対策品と、チェンジペダル(シフトペダル)で傷が付くのを防止する製品を紹介。
ブーツカバー。シューズカバー。
靴に被せたり、巻き付けたりして雨の侵入を抑える靴用のカバーです。
バイク用は、チェンジペダルが当たる部分にパッドが付いています。
靴底に滑りにくい加工をしている製品も多いです。
・耐久性。
MTバイクは、ペダルやステップという狭い範囲に強い力がかかります。
走行中は雨と風が強く当たります。
条件が過酷でどうしても寿命は短くなりがちです。
防水性確保の為、ベルト類などを強力に縫い付けるということも難しく、ベルト取り付け部分の耐久性もあまり高くは出来ません。
なるべく寿命を伸ばせるように、丁寧に扱ってください。
防水ソックス。
透湿防水(汗の湿気は通すが雨は通さない)素材を使った靴下。
数は少ないですが、靴下の上に履く「オーバーソックス」もあります。
・表生地は濡れる。
一般的に透湿防水フィルム(又はコーティング)は、表生地と裏生地の間にあります。
表生地が普通の靴下のような製品の場合、表生地は濡れてベチャッとなります。
メッシュのライディングシューズなら早く乾きます。
・通気性。
湿気は、湿度の高い方から低い方へ移動します。
表生地が濡れていると通気性は悪くなります。
表面が水分を吸う素材だと乾いてくるまで通気性は期待できません。
雨がやんだら、表面をタオルで拭いておくことをおすすめします。
・透湿防水フィルムはもの凄く薄い。
バイク用のしっかりした作りのライディングシューズを履いていないと、ステップやペダルにかかる圧力で破れるおそれがあります。
MTバイクの場合、ライディングシューズと併用しましょう。
洗った後に、強く絞ることも避けて下さい。
私は靴下の上に履くオーバーソックスを使っています。
いちばん右が長年使っているRSタイチの防水オーバーソックス。
※今は販売されていません。
雨が染み込まず、タオルで拭けばすぐ乾くレインウェアっぽい質感です。
ゴワゴワして肌触りは悪いので靴下の上から履きます。
シューズのサイズがピッタリだとかなりキツくなります。
私は、見た目や履き心地は二の次。
乾きやすさを重視しています。
シフトガード。シフトパッド。
チェンジペダル(シフトペダル)で靴が傷つくのを抑えるアイテムです。
靴にガードが付いていても「ガード部分すら傷を付けたくない」という人にもおすすめ。
「靴に付けるタイプ」と「ペダルに付けるタイプ」があります。
靴に付けるタイプ。
ベルト付きのパッドを靴に巻き付けたり、靴ヒモに取り付けたりして使います。
靴に巻き付けるシフトガードは、走行中に外れることがあります。
※小さいベルトを通して靴ひもに固定する等、対策は可能です。
外れると後続車に迷惑がかかるかもしれません。なるべく外れないように対策をして下さい。
最初から外れにくいように工夫されたシフトガードもあります。
特別なこだわりが無ければ外れにくい製品がおすすめ。
・外れにくいシフトガード。
- 靴ひもに固定が出来るベルト付き。
- 足首にもベルトを回して固定する。
- 巻き付けずに、靴ひも(だけ)に固定する。
・降りて歩くとき。
巻き付けるシフトガードは、基本的に付けたまま長時間歩くことは想定されていません。
すぐに擦りきれてしまいます。
面倒でもバイクから降りたら外しましょう。
ペダルに付けるタイプ。
チェンジペダルに筒状のゴムなどを被せて、傷つき・足の傷みを軽減します。
付けっぱなしで取り外さなくていいのが、いちばんの魅力。
すぐ壊れないように ある程度の硬さはあります。靴の傷つきを完全には抑えられません。
ほとんどが汎用品なので、購入前にサイズを確認して下さい。
自分のバイクのペダルの太さも計っておいて下さい。
内径が小さすぎるとと付けられませんし、大きいと動いてしまいます。
シフトガードのランキンング、レビュー、商品詳細はこちらからご覧ください。
amazon「シフトガード」検索結果。 楽天市場「シフトガード」検索結果。 Yahoo!ショッピング「シフトガード」検索結果。リンクは全て別タブで開きます。
所長から一言。
2010年ごろは、ゴツくて重いライディングシューズが主流でした。
今は素材の進化によって色々なデザイン・重さのライディングシューズがあります。
履いたことがない人も一度 試してみませんか?
最初は硬くて頑丈で違和感があるかもしれませんが、すぐ慣れます。
慣れればその硬さで足に違和感を感じることなくシフトチェンジが出来ます。
頑丈で滑りにくいので足を着いたときに安定しやすいですよ。