バイク初心者向け 用品ガイド。※アフィリエイトリンク・Google AdSenseによる広告を掲載しています

バイクのホーン(クラクション):保安基準と使用に関する法律

バイクのホーン、ヤマハYZF-R6
山田
山田

かわいい音のホーンに交換したいなぁ。
鳴らされてもホンワカするようなやつ。

神崎
神崎

保安基準を守らないと違反になりますし、車検に通りませんよ。

※有名メーカーのものなら基本的には大丈夫です。

鈴川
鈴川

保安基準の内容は わりとシンプルなので、一度は見ておくことをおすすめします。

他にも、道路交通法で定められているホーンの使用方法や、標識なども解説します。

目次をクリック・タップで移動できます。

スポンサーリンク

バイクのホーンの場所。

バイクのホーン(クラクション)の位置

基本的に、ヘッドライトの下あたりに付いています。

スクーターもヘッドライトの下あたりに付いていますが、たいてい前面の樹脂(プラスチック)カバーの中に収められています。

カバー、ライトカバーを外したスクーター ↓

スクーターのホーン

バイク用ホーンの保安基準。

道路運送車両法によって定められています。

  • 音が連続して出ること
    (途中で途切れたりしないもの)
     
  • 音の大きさが一定
     
  • 音色が一定
     
  • 前方 7mの位置で 87db以上〜112db以下
    (ホーンが 2つ以上ある場合は、その合計値)
     
  • 動力が7kW以下の二輪車は、
    前方 7mの位置で 83db以上〜112db以下

     
  • サイレン、鐘はダメ

参考。
国土交通省 →政策情報 組織別→物流・自動車→道路運送車両の保安基準

道路運送車両法の保安基準 第43条(警音器)

道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 第141条(警音器)

標識。

ホーンに関する標識は、
「警笛ならせ」と「警笛区間」 2種類(4パターン)あって、
使い方(鳴らすタイミング)が違います。

警笛ならせ

標識、警笛ならせ

・左右の見通しがきかない交差点。
・見通しのきかない道路の曲がり角。
・見通しのきかない上り坂の頂上。
これらの場所に設置されることがある標識です。

この標識がある場所では、ホーン(クラクション)を鳴らす必要があります。

警笛区間(始まり)

標識、警笛区間、始まり

区間の始まりにある標識。

下に「右矢印」の補助標識が付きます。

補助標識は、「区域ここから」「ここから」の場合もあります。

警笛区間(区間内)

標識、警笛区間、区域内

区間内にある標識。

下に「左右両方の矢印」の補助標識が付きます。

補助標識は、「区域内」の場合もあります。

警笛区間(終わり)

標識、警笛区間、終わり

区間の終わりにある標識。

上に「青の斜め線」
又は、下に「左矢印」の補助標識が付きます。

補助標識は、「区域ここまで」「ここまで」の場合もあります。

区間内で、
・左右の見とおしのきかない交差点。
・見とおしのきかない道路の曲がり角。
・見とおしのきかない上り坂の頂上。
を通行するときにホーン(クラクション)を鳴らす必要があります。

山田
山田

区間内でも、見通しの良い場所では、鳴らしちゃダメですよ。

法律で定められているホーンの使用方法。

ホーンスイッチ

ホーンの使い方は、道路交通法第54条で定められています。

  • 「警笛ならせ」の標識がある場所を通過するときに鳴らす
    (標識が設置されている可能性があるのは以下の 3つ)
    • 左右の見通しがきかない交差点
    • 見通しのきかない道路の曲がり角
    • 見通しのきかない上り坂の頂上
       
       
  • 道路標識で指定された区間内」で、
    左右の見とおしのきかない交差点、見とおしのきかない道路の曲がり角、又は見とおしのきかない上り坂の頂上を通行するときに鳴らす。

    (区間内でも見通しの良い場所で鳴らしてはいけない)

また、標識が無い場所では、
「危険防止の為やむを得ないとき以外は ホーンを鳴らしてはいけない」ことになっています。

車両等の運転者は、法令の規定により警音器を鳴らさなければならないこととされている場合を除き、警音器を鳴らしてはならない。ただし、危険を防止するためやむを得ないときは、この限りでない。

引用:道路交通法第54条 (警音器の使用等)第二項

鈴川
鈴川

道を譲ってもらったとき等に鳴らす、いわゆる「サンキュークラクション」も、厳密には違反となります。

神崎
神崎

手を上げたり、頭を下げたり、ハザードを一瞬つけたり等々、別の手段にしておくのが無難ですね。

参考:e-GOV 法令検索 →道路交通法で検索→第54条

ホーン(クラクション)の使用に関する罰則。

標識のある場所で鳴らさなかった場合。

「警音器吹鳴義務違反」

違反点数:1点

反則金:大型車 7,000円。
    普通車 6,000円。
    二輪車 6,000円。
    小型特殊車 5,000円。
    原付 5,000円。

※小型特殊車:トラクターやフォークリフトなど。

必要ないときに鳴らした場合。

「警音器使用制限違反」

違反点数:無し。

反則金:3,000円。

参考:警視庁 →運転免許関連→交通違反で取締りを受けてしまったら→取締りに関する手続き→反則行為の種別及び反則金一覧表

所長から一言。

所長
所長

保安基準を知っておけば、ホーンを交換した後の車検で引っかかることを防ぎやすくなりますよ。

標識の意味、使用に関するルールを知っておけば、事故を防ぎやすくなります。


バイク用ホーンのランキングやレビューは、こちらをご覧ください。

Amazon「バイク ホーン」検索結果 楽天市場「バイク ホーン」検索結果 Yahoo!ショッピング「バイク ホーン」検索結果

リンクは全て別タブで開きます。
調べたい商品が決まっている方は、検索ボックスにメーカー名などを足して検索してください。

商品説明を見て、取り付けが難しいと感じた方は、バイク屋やバイク用品店で取り付けてもらうことも出来ます。
※基本的に商品持ち込みだと工賃は高くなります。

バイク用品店の紹介記事。

別タブで開きます。

JAF
  • ロードサービスは何度でも無料。
  • 様々な施設で割引などを受けられる「会員優待サービス」

公式サイト:JAF

JAFの入会方法やメリットは、こちらの記事をご覧ください。

別タブで開きます。
バイク保険の一括見積もり

満期が近い方、任意保険を探している方、一括見積もりで色々な会社を比較できます。
SBIホールディングス株式会社が運営する、バイク保険一括見積もりの「インズウェブ」
見積もりは無料。

公式サイト:バイク保険一括見積もり

バイク保険の基礎知識は、こちらの記事をご覧ください。

別タブで開きます。